横顔の写真で、あご下のもたつきに気づいてしまったので、「あご下 脂肪吸引」「二重あご 脂肪吸引」と調べ始めた人が、たぶんこのページに来ています。
顎下の脂肪吸引でフェイスラインは変わりますが、それは二重あごの正体が皮下脂肪だった場合に限られます。
- 顎下の脂肪吸引で変わるのは、二重あごの正体が皮下脂肪だった場合に限られる
原因が骨格や皮膚のたるみだと、脂肪を取っても思ったほど変わらず、これは第三者の推測ではないんです。
「効果を実感しにくいのは、太さの原因が骨や筋肉が大きいことにある場合です」(THE CLINIC公式)。
- THE CLINIC公式:太さの原因が骨や筋肉の場合は効果を実感しにくいと明記(THE CLINIC公式)
施術を提供する側が、自分から不向きなケースを書いているんです。
- 複数院の公式情報を横断で比較する第三者の立場で書いています
- 特定の1院だけを勧める記事ではありません
費用も先に出しておくと、顎下(二重あご)の総額はTHE CLINIC公式の価格ページで会員352,000円・一般479,600円(税込)でした。
ガーデンクリニックの料金は、顔の部位ごとに440,000円(税込)です。
- THE CLINIC公式:顎下(二重あご)総額は会員352,000円・一般479,600円(税込)
- ガーデンクリニック公式:顔の部位ごと440,000円(税込)
腫れ・内出血・拘縮といったリスクは、この費用と必ずセットで考えてください。国民生活センターにも、美容医療に関する相談が寄せられています。
- 顎下(あご下)の脂肪吸引で吸う範囲と、頬・バッカルファットとの違い
- 二重あごの原因は脂肪だけではないこと。骨格・たるみ・姿勢・むくみ・食いしばり・口呼吸の切り分け方
- 脂肪吸引が向いている人と、公式が「効果を実感しにくい」と書いている人
- あご下ならではのダウンタイム。フェイスバンドが顔と首をぐるっと覆う数日間の実際
- 同じクリニックの公式ページどうしで、バンドの推奨期間の説明が食い違っている話
- 効果の出方と後戻り、総額の横並び、主なリスクと副作用
【結論】あご下の脂肪吸引で変わること、変わらないこと
顎下の脂肪吸引で変わるのは、あごと首の境界のもたつきなので、皮下脂肪が減るぶん輪郭が出て、首が長く見えるようになります。
逆に、骨の形と筋肉の張りは変わらないため、ここを取り違えたまま受けると、術後に「変わっていない」と感じることになります。
- 変わる:あごと首の境界のもたつき(皮下脂肪が原因の場合)
- 変わらない:骨の形と筋肉の張り
だから最初に、変わる部分と変わらない部分を分けておきます。
| あご下の悩みの正体 | 脂肪吸引での判定 | 根拠になっている公式の記載 |
|---|---|---|
| つまむと厚みのある皮下脂肪 | ○ 向いている | THE CLINIC「脂肪が原因なら当院の顔の脂肪吸引をおすすめできます」 |
| 顔の大きさが骨や筋肉に由来している | × 効果を実感しにくい | THE CLINIC「太さの原因が骨や筋肉が大きいことにある場合」/TAクリニック「骨格や筋肉の発達が原因の場合は脂肪吸引以外のアプローチ」 |
| 加齢で皮膚がたるんでいる | △ 単独では物足りないことがある | THE CLINIC「たるみの原因は、脂肪の蓄積以外にも、加齢に伴う顔の筋肉の減少が引き起こす、皮膚のたるみによる場合もあります」 |
| 顎が小さく、うつむくと目立つ | △ 骨格の要素が絡む | ガーデンクリニック「顎が小さい場合、首から顎の先端までの距離が短いため、うつむいた際に二重顎になりやすい傾向」 |
| むくみ・食いしばり・姿勢・口呼吸 | △ まず生活側の原因を確認 | ガーデンクリニックが二重顎の原因として公式コラムに列挙 |
表の右側を見てください。判定の根拠は、すべて施術を提供しているクリニック自身の公式ページです。
- 判定根拠は、すべて施術を提供するクリニック自身の公式ページの記載
「効かない」と独自に言っているのではなく、これは売っている側の公式ページにある説明です。
×や△が付いた人に無理に勧めるつもりはありませんが、ここから先はなぜそう言えるのかを順番に開いていきます。
あご下(顎下)の脂肪吸引とは|吸う範囲と術式の実際

顎下の脂肪吸引は、あごの裏から首の上にかけての皮下脂肪を、細い管(カニューレ)で吸い出す施術です。
TAクリニックの施術範囲は「下顎骨のエッジラインから喉仏の上あたりまでが目安」です(TAクリニック公式)。
- TAクリニック公式:範囲は「下顎骨のエッジラインから喉仏の上あたりまでが目安」(TAクリニック公式)
思ったより広い、と感じませんでしたか。あご下と聞くと点のような範囲を想像しがちですが、実際は首の付け根まで含む面です。
ここが、あとで出てくるフェイスバンドの話につながります。
- 点ではなく、首の付け根までの「面」で吸引される
- THE CLINICでは顎下は頬と別の項目として扱われている
部位のくくり方は院によって違う
顎下を単独のメニューにしている院としていない院があり、THE CLINIC公式の価格ページでは「顎下(二重あご)」が独立した部位で頬(両側)と同じ料金でした。
一方、湘南美容クリニックの公式比較ページは「ホホ」と「アゴ下+エラ下」の2区分で、あご下だけを選ぶメニューがありません。
- THE CLINIC公式:顎下は独立部位で頬(両側)と同料金
- 湘南美容クリニック公式:「ホホ」と「アゴ下+エラ下」の2区分で、あご下単独メニューなし
同じ「あご下の脂肪吸引」でも実際に吸われる範囲は院ごとに違うので、見積もりを比べるときは金額の前にこの範囲をそろえてください。範囲が違えば、金額は比べられません。
- 吸引する範囲の起点・終点(首側はどこまで含むか)
- 「顎下」の中に頬の一部が含まれていないか
- 提示された金額が施術費だけか、総額かを確認する
麻酔と、書かれていないこと
麻酔の手がかりは、料金の内訳にあります。THE CLINIC公式の顔の脂肪吸引ページは、総額の内訳に「静脈麻酔・内服薬・外用薬」を含めて表示していました(THE CLINIC公式)。
眠っている間に終わる形をとる院がある、という具体像がここから読み取れます。
- THE CLINIC公式:総額の内訳に静脈麻酔・内服薬・外用薬を含めて表示(THE CLINIC公式)
一方で、切開をどこに何ミリ入れるのか、脂肪のどの層まで吸うのかについては、ここまで書いている公式ページには見つけられませんでした。
書かれていない項目はカウンセリングで聞くしかなく、後半のチェックリストに入れてあります。
- 切開はどこに、何ミリ入れますか
- 吸引するのは脂肪のどの層までですか
- 眠っている間に終わる麻酔ですか、部分麻酔ですか
頬・バッカルファットとは呼び分けられている
TAクリニックの公式サイトは、顎下を「脂肪吸引」、バッカルファットを「脂肪除去」として別の区分に置いています(TAクリニック公式)。
カニューレで吸う施術と、口の中を切開して塊を取り出す施術は別物、という整理です。
- TAクリニック公式:顎下は「脂肪吸引」、バッカルファットは「脂肪除去」と別区分(TAクリニック公式)
頬の脂肪とあご下の脂肪は位置も層も違うので、両方気になる人は頬の脂肪吸引とバッカルファット除去の違いをまとめた記事のほうが具体的です。
顔全体でどこが対象になるかは、顔の脂肪吸引の部位と量を整理した記事にまとめています。
その二重あご、原因は脂肪だけとは限らない

二重あごの原因は、皮下脂肪のほかに骨格・皮膚のたるみ・むくみ・食いしばり・姿勢・口呼吸があります。
ガーデンクリニックの公式コラムは、この6つを二重顎の原因として並べています(ガーデンクリニック公式)。
ここが、この記事でいちばん伝えたい点ですが、競合の施術ページの多くは原因を切り分けないまま脂肪吸引の説明に入ります。
- 二重あごの原因:脂肪・骨格・たるみ・むくみ・食いしばり・姿勢・口呼吸の複数系統
- ガーデンクリニック公式コラムがこの6つを列挙(ガーデンクリニック公式)
悪意ではなく、施術を紹介するページの役割がそうだから、という話なんだと思います。
ただ、読む側からすると順序が逆で、自分の二重あごが何でできているかが先です。施術の話は、そのあとです。
ガーデンクリニック公式が挙げている6つの原因
| 原因 | 公式の説明(要約) | 脂肪吸引との関係 |
|---|---|---|
| 肥満 | 皮下脂肪が顎の下に必要以上につくことで二重顎が生じる | 吸引の対象になりやすい |
| むくみ・たるみ | 塩分の多いものやお酒、冷えなどで血流が悪くなり、老廃物が顔に溜まる | 脂肪ではないため、吸っても残ることがある |
| 食いしばり | 歯を食いしばる時間が長いと、口を開くための筋肉が衰えやすくなる | 筋肉側の問題で、吸引の対象外 |
| 姿勢の悪さ | 前傾姿勢や猫背で顎が前へ出て、首や顎まわりの筋力が衰える | 生活側の改善が先になる |
| 顎が小さい | 首から顎の先端までの距離が短く、うつむいた際に二重顎になりやすい | 骨格の要素。脂肪を取っても形は変わらない |
| 口呼吸 | 下顎の骨の角度が大きくなりやすく、首から顎の先端までの距離が短くなる | 骨格の要素が絡む |
表の左2列は、ガーデンクリニックの公式コラムに書かれている内容です(ガーデンクリニック公式)。
- 表の左2列は、ガーデンクリニック公式コラムの記載内容(ガーデンクリニック公式)
なお同じコラムには、原因ごとに脂肪吸引が向く・向かないという判定までは書かれていなかったので、ここは正直に書かれていないと申し添えておきます。
「痩せても二重あごが消えない」の中身
体重を落としても二重あごが残る人がいるのは、原因が脂肪ではなく骨格や筋肉、姿勢の側にあるなら減量では動かないからです。
- 体重を落としても二重あごが残るのは、原因が脂肪でなく骨格・筋肉・姿勢側にある場合
逆に言うと、太っていないのに二重あごが目立つ人ほど、脂肪吸引だけでは解決しない可能性が高くなります。
「痩せれば二重顎は治る?」への答えは、原因によって変わります。これが正確な答えです。
- 皮膚をつまむと薄いのに、ゆるんで見える
- 頬もあご下も同時にたるんで見え始めた
- 数年かけて、加齢とともに気になり始めた
皮膚のたるみは、脂肪とは別に扱われている
THE CLINICのあごのたるみに関する公式ページには、こう書かれています。
「たるみの原因は、脂肪の蓄積以外にも、加齢に伴う顔の筋肉の減少が引き起こす、皮膚のたるみによる場合もあります」(THE CLINIC公式)。
- THE CLINIC公式:たるみの原因は脂肪の蓄積以外に、加齢による顔の筋肉減少からくる皮膚のたるみもある(THE CLINIC公式)
皮膚が余っている状態で脂肪だけ減らすと支えが減ってかえってたるむ方向に働くことがあり、あご下は皮膚が薄く動きの多い部位です。ここは慎重に見てもらってください。
効果を感じられなかったケースの整理は、脂肪吸引をしても顔が変わらないと感じる原因の記事にまとめています。
- あご下を指でつまむ。厚みが指に乗るなら、脂肪の要素が大きい
- あごを軽く上げて首を伸ばす。それで気にならなくなるなら、姿勢の要素がある
- 朝と夜で見え方が変わるなら、むくみの要素を疑う
- つまめる厚みがほとんどないのに輪郭がぼやけるなら、骨格や皮膚側の可能性
- ここで出た見立ては仮説です。最終的な判断は診察で下されます
適応の見極め|向いている人と、公式が「実感しにくい」と書く人

顎下の脂肪吸引が向いているのは、もたつきの正体が皮下脂肪の人です。THE CLINICの公式ページも「脂肪が原因なら当院の顔の脂肪吸引をおすすめできます」と書いています(THE CLINIC公式)。
- THE CLINIC公式:「脂肪が原因なら当院の顔の脂肪吸引をおすすめできます」(THE CLINIC公式)
同じページで骨や筋肉が原因の場合は不向きだとも書いており、適応の判断はこの一文の前後で分かれます。
向いている人
- あご下をつまむと、指にはっきり厚みが乗る
- 体重は標準的なのに、横顔だけあごと首の境界がぼやけている
- 減量してもあご下だけ残った
- 腫れや圧迫のある1〜2週間を、予定として確保できる
- 総額とリスクを説明されたうえで、自分で決めたい
あご下は顔の中でも変化が分かりやすい部位なので、横顔のラインが出るぶん脂肪が正体だった人ほど手ごたえを感じやすいんです。
ここは各院の公式ページも、共通して前向きに書いています。
向いていない、または効果を実感しにくい人
TAクリニックの公式ページは、適応外の例として「顔の大きさが、脂肪ではなくエラの筋肉や骨格そのものに起因している方」を挙げています。
その場合は「ボトックスや骨格矯正など」別のアプローチが適していることがある、という説明でした(TAクリニック公式)。
- TAクリニック公式:骨格・筋肉が原因の場合はボトックスや骨格矯正など別アプローチが適することもある(TAクリニック公式)
自分のところに来てほしい立場のクリニックがわざわざ適応外を書いているので、当てはまる人は素直に受け取ったほうがいいと思います。
- 顔の大きさや輪郭が、骨格や筋肉の張りに由来している
- つまめる脂肪がほとんどないのに、フェイスラインがぼやける
- あご下の皮膚が余っていて、たるみのほうが主因に見える
- 圧迫と腫れのある数日から2週間を、どうしても空けられない
脂肪以外が原因だったときの選択肢
原因が脂肪でなかった場合、候補として名前が挙がるのは3方向で、筋肉側ならボトックス、骨格側なら矯正、皮膚側ならたるみ治療との併用です。
TAクリニック公式が挙げているのは前の2つで、THE CLINIC公式はたるみが絡む場合について別ページで触れています。
- 筋肉側の候補はボトックス、骨格側の候補は矯正(TAクリニック公式)
- 皮膚側はたるみ治療との併用(THE CLINIC公式)
脂肪溶解注射や糸リフトを比較検討する人もいますが、どれが合うかは原因次第です。施術名から入ると、迷子になりやすいんです。
まず原因、次に施術。この順番が基本です。
ダウンタイムの経過|あご下ならではのフェイスバンドの当たり方

イメージ画像(実際の患者ではありません)
顎下のダウンタイムで特徴的なのは、フェイスバンドが顔と首をぐるっと覆うことです。
腫れは術後2〜3日目くらいがピークで、個人差はあるものの1週間前後で落ち着くとされています(THE CLINIC公式)。
- THE CLINIC公式:腫れのピークは術後2〜3日目、1週間前後で落ち着く(THE CLINIC公式)
同じページには、施術翌日はバンドを外したばかりで意外とフェイスラインがすっきりして見え、そのあとに腫れやむくみが出てくるという記載もあります。
知らないと動揺します。
- バンドを外した直後の見た目を「完成」と思わない
- むくみは数日でピークが来ると知っておく
痛みについては「数日、筋肉痛程度の痛みがあります。痛みは内服薬でコントロール可能な範囲です」との説明でした(THE CLINIC公式)。
- 痛みは数日の筋肉痛程度、内服薬でコントロール可能な範囲(THE CLINIC公式)
日数の全体像は顔の脂肪吸引で何日休むかを整理した記事で扱っているので、ここではあご下に固有の話に絞ります。
フェイスバンドは何日つけるのか|同じ院の公式ページで説明が違う
ここは調べていて手が止まった箇所で、THE CLINICの公式ページ2つでフェイスバンドの推奨期間の書き方が一致していませんでした。
| ページ | 終日の着用が必須な期間 | それ以降の推奨 |
|---|---|---|
| 顔(頬・顎下)の脂肪吸引ページ(contents/body/double-chin/) | 術後1日 | 術後3日間のみの着用をおすすめ |
| コラムページ(column/no293) | 当日〜翌朝まで | 就寝時のみ、3〜7日間くらいがおすすめ |
公式2ページで一致しているのは「終日つけるのは1日」という点で、食い違うのはそのあとの推奨期間でした。片方は3日間、もう片方は3〜7日間です(THE CLINIC公式)。同じ院なのに、です。
- 一致点:終日つけるのは1日
- 相違点:その後の推奨が3日間/3〜7日間で分かれる
どちらかが間違い、と決めつけるつもりはなく、ページの目的が違えば書き方も変わりますし、実際の指示は担当医が個別に出すものです。
ただ、読者としては困るもので、3日で終わると思って予定を組んだのに7日と言われたら在宅の段取りが崩れます。
- 3日で終わると思って予定を組んだのに7日と言われると、在宅の段取りが崩れる
だからこそ、自分の場合は何日なのかをカウンセリングで確認してください。「公式サイトのこのページには3日、別のページには3〜7日とありました」と持っていけば、話は早いはずです。
- 「公式サイトのこのページには3日、別のページには3〜7日とありました」とカウンセリングで確認する
ちなみに、TAクリニックの公式ページは「術後72時間(約3日間)は原則として24時間着用」と書いています。こちらは終日の期間そのものが3日間です(TAクリニック公式)。
- TAクリニック公式:術後72時間(約3日間)は原則24時間着用(TAクリニック公式)
院が変われば前提も変わるということで、拘縮とバンドの関係は顔の脂肪吸引の拘縮を掘り下げた記事で詳しく扱っています。
- 「終日は何日、その後は何日ですか」と日数で聞く
- 「公式サイトのこのページには◯日とありました」と具体的に持っていく
- 就寝時のみでよい期間がいつからかも合わせて確認する
圧迫ケアが生活に当たる場所
頬だけの吸引と違い、顎下のフェイスバンドは口を動かす動線の上を通るので、噛む・話す・飲み込むという3つの動作に毎回バンドが当たります。
- 顎下のフェイスバンドは、噛む・話す・飲み込むの3動作すべてに毎回当たる
TAクリニックの公式ページも、圧迫ケアについて「強い締め付けや着脱ミスに注意」と添えており、締めれば効くというものではないんです。
- 食事のたびにバンドを外すか、緩める必要が出てくる
- 口を大きく開けにくく、噛む回数の多い食事がつらい
- 会話が続く仕事は、声を出すたびに圧迫を感じやすい
- 下を向く姿勢がつらいので、在宅でもデスク作業は短めに
- マスクでは隠れない位置なので、外出は考えにくい
この不便は腫れそのものより日常に響くので、休みの取り方を考えたい人は腫れが引く日数ではなくバンドが外れる日数で計画してください。
そのほうが、現実に合います。
効果はいつ、どう出るか|フェイスラインの変化と後戻り

顎下の変化は一直線には出ないので、THE CLINIC公式の説明を順に並べるとこんな流れです。
翌日はバンドを外した直後でスッキリして見え、そのあとに腫れやむくみが出る。2〜3日目にピークを迎え、1週間前後で落ち着くとされています(THE CLINIC公式)。
- 翌日はバンドを外してスッキリ→2〜3日目に腫れがピーク→1週間前後で落ち着く(THE CLINIC公式)
いったん良く見えて、そこから戻ったように感じる期間があるので、この山と谷を知らないと術後3日目に不安の底が来ます。
そのあとは皮膚の下が硬く感じられる拘縮の時期を経て輪郭がなじんでいくので、仕上がりの評価を急がないでください。
- そのあとは拘縮で硬さを感じる時期を経て、輪郭がなじんでいく
効果の出方には個人差があり、公表されている期間はあくまで目安です。
- 2〜3日目に不安になっても、まず1週間は様子を見る
- 気になる腫れ方が続くときは、自己判断せず担当医に相談する
後戻り・リバウンドはあるのか
脂肪吸引は脂肪細胞そのものを減らす施術なので、同じ場所に元どおり戻るという性質のものではありません。ただ、体重が増えれば残った脂肪細胞は大きくなります。
- 脂肪吸引は脂肪細胞そのものを減らす施術で、同じ場所に元どおり戻る性質のものではない
実際、TAクリニックの保証制度には「施術日の体重から1kg以上増えている場合は、安心保証内での施術は行なえません」という条件が付いています(TAクリニック公式)。
- TAクリニック公式:施術日の体重から1kg以上増えると安心保証内での施術は不可(TAクリニック公式)
術後の体重管理が結果に関わる。それを院側が、制度の形で示しているわけです。
また、たるみや姿勢が原因の要素は脂肪を取っても残るうえに、年数が経てば加齢の変化も乗ってきます。持続を過大に見積もらないほうが、あとで落ち込まずに済みます。
- 施術前後の体重をこまめに記録しておく
- 保証書に記載された体重条件を契約時に確認する
- 再施術できる時期のルール(半年以降 等)も合わせて確認する
症例写真の見方
あご下は横顔で比べられるので症例写真が判断材料になりやすい部位ですが、見るときは条件をそろえてください。
- あご下は横顔で比べやすく、症例写真が判断材料になりやすい部位
厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、治療前後の写真について、治療内容・費用・主なリスクなどの詳細な説明を付した場合を除き、広告として認められないとされています(厚生労働省の公式指針)。
- 厚生労働省の医療広告ガイドライン:治療前後の写真は、治療内容・費用・主なリスク等の詳細説明を付さない限り広告として認められない(厚生労働省の公式指針)
裏を返すと、説明が添えられていない症例写真は、比較の材料としても弱いということです。
- 説明が添えられていない症例写真は、比較材料としても弱い
実物を見たいときは、各クリニックの公式症例ページで確認してください。撮影日・術式・費用・リスクの記載がそろっているかを見たうえで、角度と照明がそろっていない症例写真はそもそも比べられません。
費用の目安|あご下の総額比較と、主なリスク・副作用

顎下(二重あご)の総額は公式で確認できた範囲でおよそ22万円台から48万円弱まで開きがあり、表示の仕方が院ごとに違うんです。
複数院で見積もりを比べたい人は、施術費だけでなく麻酔や薬を含めた総額でそろえてください。
| クリニック | 顎下(二重あご)の表示価格 | 総額の考え方 | 保証の条件 |
|---|---|---|---|
| THE CLINIC | 施術費 会員297,000円/一般369,600円(税込)+基本セット 会員55,000円/一般110,000円 | 総額は会員352,000円・一般479,600円(税込)。別ページにはモニター価格297,000円(税込・基本セット込み)の記載もある | 術後1年間、再診察・処置・薬の処方が無料。デザイン調整は6ヶ月以上経過後に担当ドクターの判断で実施 |
| ガーデンクリニック | 顔(頬・顎)440,000円(税込)※部位ごと | 部位ごとの表示。あご下も同額 | 公式の該当ページに条件の記載を確認できず |
| TAクリニック | アゴ下 220,000円/モニター 132,000円 | 価格表に税込・税別の表記が見当たらないため、表示価格として扱う | 1年間。傷痕が目立つ・デコボコが生じた場合に再施術。体重が1kg以上増えていると対象外、再施術は半年以降、麻酔代は別途 |
| 湘南美容クリニック | あご下単独のメニューなし(「ホホ」「アゴ下+エラ下」の2区分) | 範囲が違うため単純比較ができない | ― |
表の金額は、すべて各院の公式ページにあるものです。
- 表の金額は、すべて各院の公式ページで確認
THE CLINICにはモニター価格の設定がありますが、適用の条件は確認したページに書かれていませんでした。金額だけで飛びつかず、条件はカウンセリングで聞いてください。
同じ金額でも、含まれるものが違う
比較でつまずきやすいのがここで、THE CLINICは消耗品・麻酔・内服薬を「基本セット」として別立てにしています。施術費だけを見ると、総額を10万円前後見誤ります(THE CLINIC公式)。
- 総額を見誤らないための1行チェック:「基本セット」「消耗品」「麻酔」が別立てかどうかを確認する
- 同じ院でも、ページによって表記が違うことがある
逆に、同じ院の顔の脂肪吸引ページでは静脈麻酔・内服薬・外用薬を含んだ総額表記になっていて、ページが違うだけで見え方が変わります。金額そのものは同じなのに。
- 同じ「顔の脂肪吸引」ページでは静脈麻酔・内服薬・外用薬を含んだ総額表記。金額は同じでも見え方が変わる
総額を正確に知りたい人は、どちらの数字を見ているのか意識してください。
なお、取りすぎた場合の修正費用を料金表に載せている院は調べたかぎり見当たらなかったので、ここは頭の隅に置いておいてください。
費用とセットで確認する主なリスク・副作用
- 腫れ・むくみ。2〜3日目がピークで、1週間前後で落ち着くとされる(THE CLINIC公式)
- 内出血。あご下から首にかけて色が出ることがあり、襟元では隠しにくい
- 痛み。THE CLINIC公式は数日の筋肉痛程度で、内服薬でコントロール可能な範囲と説明
- 拘縮による硬さ・つっぱり感。落ち着くまでに数ヶ月かかることがある
- 凹凸・左右差。修正には別途の施術と費用、回復期間がかかる
- 皮膚のたるみ。もともと皮膚が余っている人ほど起きやすい
- 効果の出方には個人差があり、期待した変化が出ないこともある
参考までに、国民生活センターが公表している美容医療サービスの相談件数は、2024年度で10,744件でした(国民生活センター公式)。
- 国民生活センター公式:美容医療サービスの相談件数は2024年度で10,744件(国民生活センター公式)
これは脱毛や豊胸を含む美容医療全般の数字で、あご下の脂肪吸引だけの件数ではないので、数字の意味を広げすぎないよう念のため添えておきます。
カウンセリングで確認したい6つのこと

イメージ画像(実際の患者ではありません)
後悔を減らす確認事項は公式ページにない項目に集中するので、逆に言えば公式で調べられることを聞いても時間がもったいない、ということです。
- 後悔を減らす確認事項は、公式ページにない項目に集中する
THE CLINICはカウンセリング料が初診・再診とも無料と公表しています(THE CLINIC公式)。複数の院で聞き比べやすい環境ではあるので、遠慮せず持ち込んでみてください。
- 私の二重あごの主因は脂肪ですか、骨格ですか、たるみですか。切り分けの根拠も教えてください
- 吸引する範囲はどこからどこまでですか。首側はどこまで含みますか
- フェイスバンドは終日何日、そのあと何日つけますか。公式サイトの説明には幅がありました
- 総額はいくらですか。麻酔・薬・アフターケア・圧迫具は含まれますか
- 凹凸や取りすぎが起きた場合、修正の費用と時期はどうなりますか
- 保証の対象と期間、対象外になる条件を具体的に教えてください
3番の聞き方には、ちょっとしたコツがあります。「何日ですか」ではなく「私の場合は何日ですか」と聞くと、一般論ではなく自分の脂肪量と皮膚の状態を前提にした答えが返ってきます。
- 「一般的には」ではなく「私の場合は」で聞く
- 公式サイトで見た数字を持参して「これは私にも当てはまりますか」と聞く
6番も外せません。保証があると聞いて安心したのに、体重条件や再施術の時期で対象外になる、そういう例は公式の条件を読むだけで分かります。
医師の選び方は顔の脂肪吸引でクリニックと医師を選ぶ基準の記事にまとめました。
まとめ:原因を決めてから、施術の話をする
- あご下・二重あごの脂肪吸引は、もたつきの正体が皮下脂肪の人には向いた施術。フェイスラインが出て、首が長く見える――ここは各院の公式ページも一致していました。
- 一方で、骨格・たるみ・姿勢・むくみ・食いしばり・口呼吸が主因なら、話は変わります。THE CLINIC公式が「効果を実感しにくい」と書き、TAクリニック公式が「脂肪吸引以外のアプローチ」を挙げています。そこは正直に受け止めたほうが、結果的に得です。
- フェイスバンドの期間は、同じ院の公式ページどうしでも説明に幅がありました。日数を前提に予定を組む人こそ、自分の場合を確認してから決めてください。
- もたつきの主因は脂肪か、それ以外か
- バンドが外れるまで何日、生活はどう変わるか
- 総額と、修正・保証の条件はどうなっているか
次に読むなら、目的で選ぶのが早いです。休みの日数を先に決めたいなら顔の脂肪吸引のダウンタイムを日数で整理した記事へどうぞ。術後の硬さが気になるなら拘縮の経過をまとめた記事が近道です。
よくある質問
あご下の脂肪吸引のダウンタイムはどのくらいですか?
THE CLINICでは、腫れは術後2〜3日目くらいがピークで、個人差はあるものの1週間前後で落ち着きます。痛みは数日の筋肉痛程度で、内服薬でコントロール可能な範囲です(THE CLINIC公式)。ただし、輪郭がなじむまではもう少しかかります。仕事に戻れる日と、仕上がりが落ち着く日は別ものと考えてください。
フェイスバンドは何日つければいいですか?
院によって、また同じ院でもページによって説明が違います。THE CLINICの顔の脂肪吸引ページは、終日必須が術後1日、その後は術後3日間のみの着用がおすすめです。同院のコラムページでは、必須は当日から翌朝まで、その後は就寝時のみ3〜7日間くらいがおすすめでした(THE CLINIC公式)。TAクリニック公式は、術後72時間の24時間着用です。自分の場合の日数は、必ず担当医に確認してください。
痩せれば二重あごは治りますか?
原因によります。皮下脂肪が主因なら減量で変わりますが、肥満のほか、むくみ・たるみ、食いしばりも原因に挙がります。姿勢の悪さや顎が小さいこと、口呼吸も、ガーデンクリニックの公式コラムに原因として並んでいます(ガーデンクリニック公式)。骨格や筋肉が絡む場合、体重を落としても輪郭は変わりません。まず主因を診てもらうのが近道です。
あご下の脂肪吸引は拘縮しますか?
皮膚の下が硬く感じられる拘縮は、あご下でも起こります。フェイスバンドの着用は腫れを抑えるのに役立ちます(THE CLINIC公式)。硬さが落ち着くまでの期間には個人差があり、共通の日数は公表されていません。触ったときの硬さが気になっても、自己判断で強く揉まず、担当医に相談してください。
あご下だけの脂肪吸引はいくらですか?
公式で確認できた範囲では、THE CLINICが総額で会員352,000円・一般479,600円(税込)でした。ガーデンクリニックは顔の部位ごとに440,000円(税込)、TAクリニックはアゴ下220,000円(税込表記の明記なし)です。湘南美容クリニックの公式比較ページには、あご下単独のメニューがありません。腫れ・内出血・拘縮・凹凸といったリスクも含めて、総額で比べてください。他部位を含めた総額の全体像は顔の脂肪吸引の値段を総額で整理した記事にまとめています。
脂肪吸引をしたのに二重あごが残るのはなぜですか?
主因が脂肪ではなかった可能性があります。THE CLINICの公式ページは「効果を実感しにくいのは、太さの原因が骨や筋肉が大きいことにある場合です」と書いています。同院の別ページでは、たるみの原因が脂肪の蓄積以外にもあるとしています。具体的には、加齢に伴う筋肉の減少による皮膚のたるみである場合にも触れています(THE CLINIC公式)。取り残しなのか、そもそも主因が違ったのか。ここは診察で切り分けてもらってください。
参照
この記事の内容は、2026年9月6日時点の次のページをもとにしています。
- THE CLINIC・TAクリニック・ガーデンクリニックほか、各院の公式ページとコラム

顔の脂肪吸引ナビ編集部
顔の脂肪吸引を検討する時に一番時間がかかるのは、クリニックごとに書き方が違う料金・保証・症例数を並べて比べる作業です。THE CLINIC・湘南美容クリニック・ガーデンクリニック・モッズクリニック・TAクリニックの公式情報と、厚生労働省・国民生活センターの公表資料を同じ形式で突き合わせ、比べやすく整理しています。

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