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顔の脂肪吸引の拘縮はいつまで?マッサージとフェイスバンド

「腫れは引いたのに、今度は顔が硬い」。顔の脂肪吸引の拘縮を検索する人は、この硬さが正常な経過なのか、それとも失敗なのかを確かめたくてここに来ています。

拘縮は回復の途中で起きる反応で、THE CLINICの説明では術後2〜3ヶ月で終わるとされています。

マッサージは軽くさする程度なら公式も推奨している一方で、フェイスバンドを外さずに着けるのは当日から翌朝までです。

つまり「触っていいのか」「いつまで着けるのか」には院の公式ページに答えがあるものの、その答えは必須とおすすめが混ざっていて、読み分けないと必要以上に自分を縛ることになります。

  • 拘縮の目安期間:術後2〜3ヶ月で終了
  • フェイスバンドの必須期間:当日から翌朝まで
  • マッサージの強さ:軽くさする程度まで(強く揉むよう勧める記載は無い)

各院が公式に書いている拘縮の経過とケアの指示を、国民生活センターが公表している美容医療の相談データと並べて整理しました。

この記事でわかること
  • 拘縮がいつから始まり、いつまで続くのか(2院の公式説明を横並びで)
  • マッサージをしていいのか、どのくらいの強さまでが公式の推奨か
  • フェイスバンドの「必須の期間」と「おすすめの期間」の違い
  • 拘縮による一時的な凹凸と、取りすぎによる凹凸の見分け方
  • 相談したほうがいい変化の目安と、どこへ相談するか
目次

【結論】顔の脂肪吸引の拘縮は失敗ではない。期間もケアも公式に答えがある

拘縮でいちばん多い誤解は硬さが出た時点で失敗を疑ってしまうことですが、実際には腫れが引いたあとに硬さが出てくる順番のほうが自然な流れです。

THE CLINICは、皮膚が硬くなったり表面のボコつきを感じたりする状態を「硬縮」と呼び、回復の過程で見られる正常な反応だと説明しています。時間の経過とともに自然に改善するとも書かれています。

この記事の答えを、先に表で見てみましょう。

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知りたいこと公式の答え出典
拘縮が始まる時期術後1〜2週間ごろTHE CLINIC公式
拘縮が終わる時期術後2〜3ヶ月ごろTHE CLINIC公式
つっぱり感が続く期間術後約1週間〜3ヵ月程度ガーデンクリニック公式
マッサージ軽くさする程度なら推奨。強く揉むよう勧める記載は無いTHE CLINIC公式
フェイスバンド(必須)当日から翌朝まで装着して圧迫を維持するTHE CLINIC公式
フェイスバンド(おすすめ)翌日以降は横になるとき・就寝時のみ。3〜7日間くらいは就寝時に着けると楽THE CLINIC公式

表を見ると分かるとおり、フェイスバンドには「外せない期間」と「着けたほうが楽な期間」の2段階があるので、ここを混同すると外していい時期までずっと着け続けることになります。

逆に、当日から翌朝までを自己判断で外すと、圧迫が足りずに内出血が出やすくなる方向に働きます。

守るところと、ゆるめていいところは別です。

では、そもそも拘縮とは何なのかから見ていきます。

そもそも顔の脂肪吸引の拘縮とは?腫れが引いたあとに来る「硬さ」

腫れ・むくみと拘縮が出てくる時期のずれを示したタイムライン図
図:「腫れ」と「拘縮」は出てくる順番が違う

拘縮は、傷が治る過程で組織が一時的に硬くなること

拘縮とは

脂肪を吸引した部分が回復していく途中で、皮膚や皮下の組織が硬くなる状態のことです。傷が治るときに体が組織を作り直すので、その過程で一時的に硬さやつっぱり感が出ます。

先ほどの結論を踏まえて、正体を見ていきます。

やっかいなのは、見た目にも触った感じにも、うまくいっていないように思えることなので、鏡を見て不安になる人も多く、この時期に検索が増えるのはそのためです。

  • 硬さが出るのは術後1〜2週間ごろから(腫れが落ち着いたあと)
  • 組織が回復する過程の反応であり、いきなり悪化したわけではない

けれど硬くなるのは吸引した部分が治ろうとしている反応であって、何もしていないのに、いきなり硬くなったわけではありません。

硬さに気づいたときの落ち着き方
  • 触った感触・場所を日付つきでメモしておくと、変化を比べやすい
  • 今の状態は「術後何日目か」で捉える。写真の見た目だけで判断しない

腫れ・むくみとの違いは「出てくる順番」

拘縮と腫れは同じ「顔が変わった」でも出てくる時期がずれており、腫れとむくみは術後すぐに出て、数日でピークを迎えてから引いていきます。

拘縮はそのあとで、THE CLINICの経過説明でも、むくみがほぼ解消して輪郭がすっきりしてくる術後1〜2週間が硬縮の始まる時期とされています。

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見るところ腫れ・むくみ拘縮(硬縮)
出てくる時期術後すぐから術後1〜2週間ごろから
感じ方顔が大きく見える・重い皮膚が硬い・つっぱる・表面がボコつく
落ち着く時期ピークを越えると引いていく術後2〜3ヶ月ごろ(THE CLINIC)/術後約3ヵ月程度(ガーデンクリニック)

つまり「腫れが引いたのに、今度は硬くなった」という流れは順番どおりなので、今が腫れの段階なのか拘縮の段階なのかで、待つ期間の見通しも変わってきます。

あわせて読みたい

腫れそのもののピークや、引かないときにどこを見るかは腫れのピークと引かないときの記事にまとめています。今の症状が腫れ寄りだと感じる人は、そちらから読んでみてください。

「硬縮」「拘縮」と、院によって呼び方が違う

ここで検索するときに引っかかりやすい話を挟むと、同じ症状なのに、クリニックによって表記が違います。

上位のクリニックのコラムはほぼ「拘縮」ですが、THE CLINICは一貫して「硬縮」と書いており、ガーデンクリニックは「拘縮」です。

  • THE CLINIC → 「硬縮」表記
  • ガーデンクリニック → 「拘縮」表記

指しているものは同じです。

THE CLINICのページを読んで「拘縮の話が無い」と思ったら、「硬縮」で探してみてください。次の章では、拘縮が続く期間を見ていきます。

顔の脂肪吸引の拘縮はいつから始まり、いつまで続くのか

THE CLINICとガーデンクリニックの拘縮の経過を重ねて示したロードマップ図
図:拘縮はいつから、いつまで(2院の公式説明を重ねる)

上で見た「腫れとの違い」を踏まえたうえで、拘縮が続く期間は2〜3ヶ月が一つの区切りであるものの、院によって示している期間の幅は少しずつ違います。

THE CLINICの説明:1〜2週間で始まり、2〜3ヶ月で終わる

THE CLINICは経過を3つの段階に分けて説明しており、術後1〜2週間が硬縮の始まる時期で、むくみがほぼ解消して輪郭がすっきりしてくるころです。

  • 術後1〜2週間:硬縮が始まる時期(むくみがほぼ解消するころ)
  • 術後1ヶ月:つっぱり感は少し残るが周囲からは分からない状態

術後1ヶ月では、突っ張り感は少し残るものの、周囲からは分からない状態とされています。そして術後2〜3ヶ月で硬縮が終了し、皮膚が引き締まって小顔効果が定着するとされています。

「ダウンタイム」は2つの意味で使われている
  • 人前に出られる状態に戻るまで=一般的に2週間〜1ヶ月
  • 内側の硬さが完全に取れるまで(拘縮の終了)=2〜3ヶ月

ここ、少し引っかかりませんか。同じページには、ダウンタイムは一般的に2週間から1ヶ月ほどとも書かれています。期間の数字が2つ出てくるわけです。

理由は何を「ダウンタイム」と呼ぶかの範囲が違うためで、人前に出られる状態に戻るまでと、内側の硬さが完全に取れるまでは別の話として書かれています。

ガーデンクリニックは「つっぱり感 術後約1週間〜3ヵ月程度」

別の院の数字も並べると、ガーデンクリニックの副作用・リスクの一覧は「つっぱり感 術後約1週間〜3ヵ月程度」です。

経過表では、術後2〜4週間の欄に「むくみが残る。硬さを感じることも」とあります。THE CLINICの1〜2週間で始まるという説明と、大きくずれてはいません。

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クリニック使っている表記始まる時期落ち着く時期
THE CLINIC硬縮術後1〜2週間術後2〜3ヶ月で終了
ガーデンクリニック拘縮/つっぱり感術後1週間ごろから(2〜4週間の欄に「硬さを感じることも」)術後約3ヵ月程度まで

2院を並べると、始まりは術後1〜2週間、終わりは3ヶ月前後という点でほぼ重なります。検索でときどき見かける「半年」「1年」といった数字は、この2院の公式ページには書かれていませんでした。

出やすい部位や人の特徴は、数字では公表されていない

ここは正直に書くと、部位ごと・体質ごとに拘縮がどれくらい違うのかを数字で公表している院は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。

  • 部位・体質による差を数字で示した公式ページ:見つからず(2026年9月6日調査)
  • 目安として置ける数字:2〜3ヶ月

THE CLINICもダウンタイムの程度には個人差があると明記しているだけで、その幅までは書かれていません。だから「自分は何ヶ月で終わるのか」を事前に確定させるのは、そもそも無理があります。

目安は2〜3ヶ月。そう置いたうえで、長引いたら診てもらう。この構えのほうが現実的です。

あわせて読みたい

当日から半年までの流れをひと続きで見たい人は、経過を時系列でまとめた記事のほうが分かりやすいはずです。この記事は、そのうち拘縮という段階だけを取り出して詳しく見ています。

顔の脂肪吸引の拘縮はマッサージしていい?強さと始める時期

マッサージは強さの指定はあるが開始日の指定はないことを示した比較図
図:マッサージは「強さ」の指定はあるが「開始日」の指定はない

拘縮まわりで最も多い質問は、マッサージをしていいのかということです。答えは、はっきりしています。公式が推奨しているのは「軽くさする程度」までです。

公式が推奨しているのは「軽くさする程度」

THE CLINICの総院長は、公式コラムで「私が推奨するのは、軽くさする程度のマッサージで血流を良くすることです。それで十分だと考えています」と説明しています。

  • 推奨されている強さ:軽くさする程度(血流を良くする目的・THE CLINIC総院長)
  • 保湿でも血流を促進できる。同院推奨のダウンタイム専用クリームもある

同じページのQ&Aでも、マッサージや保湿で血流を促進することは有効だとされています。同院が推奨するダウンタイム専用のクリームがあることにも触れられています。

  • ◯ 書かれている:マッサージ・保湿での血流促進、専用クリームの存在
  • ✕ 書かれていない:強く揉むマッサージを勧める記述

押さえておきたいのは、強く揉むマッサージを勧める記述が見当たらないことです。

推奨されているのは、血流を良くするための、さする程度の刺激までです。

強さの目安を覚えておく
  • ◯ 推奨:軽くさする程度(血流を良くする目的)
  • ✕ 推奨されていない:強く揉むマッサージ

いつから始めるかは、書かれていない

では何日目から始めていいのかについては、公式ページを読んでも書かれていませんでした。

THE CLINICが示しているのは強さの目安だけで、「術後◯日目から」という開始時期の指定は見当たりません。ガーデンクリニックの顔の脂肪吸引のページにも、自宅での自己マッサージを勧める記載はありませんでした。

なので、開始時期は自分で決めないでください。術後の診察やカウンセリングで、執刀した医師に直接聞くほうが確実です。傷の状態も吸引量も人によって違うので、一般論より個別の指示が優先されます。

  • 書かれている:軽くさする程度のマッサージで血流を良くすること
  • 書かれている:保湿でも血流を促進できること、同院が推奨するダウンタイム専用のクリームがあること
  • 書かれている:首を動かすストレッチが血流促進に有効で、硬縮も楽になる効果が期待できること
  • 書かれていない:マッサージを始めていい術後の日数(「術後◯日目から」の指定は見当たらず)
  • 書かれていない:強く揉むマッサージを勧める記述
  • 書かれていない:ガーデンクリニックの顔の脂肪吸引ページでの、自宅での自己マッサージの推奨

自己流の強いマッサージを避けたい理由

強く揉むほど早く柔らかくなりそうな気がしますが、公式がそう案内していない以上、自分の判断で強度を上げる根拠はありません。

拘縮の時期は内出血やむくみがまだ残っていることもあるので、早く治したい人は、かえって刺激を増やす方向に働きやすい時期であることに注意してください。

強さで迷ったら、弱いほうへ。それで困ることは、まずありません。

首のストレッチも、血流を促す方法として挙げられている

マッサージ以外だと、THE CLINICは首を動かすストレッチにも触れています。血流の促進に有効で、むくみだけでなく硬縮も楽になる効果が期待できるという説明です。

顔そのものを触らずに血流を促せるので、直接触るのが不安な人は取り入れやすい方法です。これも動かしていいタイミングまでは書かれていないので、診察のときに確認しておく項目です。次の章では、フェイスバンドを着ける期間を見ていきます。

フェイスバンドはいつまで?必須の期間とおすすめの期間は違う

フェイスバンドの必須期間とおすすめ期間を分けて示したタイムライン図
図:フェイスバンドは「必須」と「おすすめ」を混同しない

そのうえで、ここが、この記事の核心です。フェイスバンドの着用には外せない期間と着けたほうが楽な期間という2段階があります。

外さないのは、当日から翌朝まで

THE CLINICの説明では当日から翌朝までは装着して圧迫を維持するとされており、ここがいちばん強く指示されている部分です。

目的は圧迫の維持で、着けていれば内出血も抑えられるので、逆に言えば、この時間帯に自己判断で外すと内出血が出やすくなる方向に働くということです。

翌朝までにやってはいけないこと
  • 自己判断で外さない
  • キツすぎる・緩すぎると感じたら、我慢せず院に確認する(見た目や自分の感覚で強さを調整しない)

翌日以降は「横になるときと就寝時だけ」でよい

翌日以降の扱いはぐっとゆるみ、THE CLINICは横になるタイミングや就寝時のみでよいと説明しています。

日中ずっと着けている必要はありません。

ここを知らないままだと、外していい時間まで着け続けることになります。

横になるとむくみが強くなりやすいという理由があり、起きて動いている時間より、寝ている時間のほうが圧迫の意味が大きい、という考え方です。

「3〜7日間」は必須ではなく、おすすめ

よく見かける3〜7日という数字の位置づけも、はっきりさせておきます。THE CLINICのページには、3〜7日間くらいは寝ているときでも着ければ楽になるのでおすすめだ、とあります。

文中の言葉どおり、これは「おすすめ」です。

当日から翌朝までの必須と、同じ強さの指示ではありません。

混ざりやすいところなので、表で分けておきます。

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時期フェイスバンドの扱い指示の強さ
当日〜翌朝装着して圧迫を維持する必須
翌日以降横になるとき・就寝時のみでよい基本の運用
3〜7日間くらいまで就寝時に着けると楽になるおすすめ

ガーデンクリニックは「術後1週間」を推奨

院が変わると期間の案内も変わり、ガーデンクリニックは術後1週間のフェイスバンド着用を推奨しています。

同院は、外出時は外しても構わないが、可能な限り装着することで腫れやむくみなどの軽減につながるとも書いていて、こちらも必須ではなく推奨という言い方です。

2院を並べると共通点が見えてきて、外せないのは最初の1日で、そのあとは「着けたほうが楽」という位置づけになっている点です。

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クリニック必須の期間推奨の期間日中の扱い
THE CLINIC当日〜翌朝3〜7日間くらいの就寝時翌日以降は横になるとき・就寝時のみでよい
ガーデンクリニック公式ページに必須期間の記載は見当たらず術後1週間外出時は外してもよい

1ヶ月つけっぱなしにするとどうなるのか

検索の多い「1ヶ月つけておくとどうなるか」も見ておくと、そこまで長く着け続けた場合にどうなるのかを説明している公式ページは、今回の範囲では見つかりませんでした。

分かっているのは2つだけです。THE CLINICが翌日以降は就寝時のみでよいとしていること、ガーデンクリニックが1週間を推奨していること。どちらも1ヶ月の連続着用を前提にしていません。

公表されていないことをこちらで補って書くつもりはないので、長く着け続けたい理由があるなら、その理由ごと執刀した院に相談してみてください。

マッサージ以外の拘縮ケアと、拘縮中に避けたい行動

拘縮ケアでやること(保湿・ストレッチ・インディバ)と避けたい行動を対比した図
図:拘縮ケアでやること/避けたいこと

拘縮の時期にできるケアは顔を触ること以外にもあり、共通しているのは血流を保つという方向です。

保湿で血流を促すケア

THE CLINICは、マッサージだけでなく保湿でも血流を促進できると書いたうえで、同院が推奨するダウンタイム専用のクリームがあることにも触れています。

特別な器具は要りません。強さで迷いにくいぶん、保湿は取り入れやすいケアです。

院内で受けられるケア(インディバ)

院で受けるケアもあり、ガーデンクリニックは術後のむくみや拘縮の軽減をサポートする位置づけで、インディバという高周波の温熱ケアを提供しています。

これは自宅での自己ケアとは別枠で、自分で強さを決めなくていいぶん、触っていいか迷う人は候補にしやすい方法です。

ただし、どの院でも受けられるわけではなく、術後のケアに何が含まれるかは院ごとに違うので、契約の前に確認しておくといいです。

契約前に確認しておきたいこと
  • 術後ケアに含まれる内容(インディバの回数・追加費用の有無)
  • 自分が契約する院が、そのケアに対応しているかどうか

拘縮中に避けたい行動

逆に、控えたほうがよいとされる行動もあります。前提として、各院の術後指示が最優先です。ネットの一般論で上書きしないでください。

  • 強く揉む・強く押すといった自己流のマッサージ(公式が推奨しているのは、さする程度まで)
  • 当日から翌朝までの圧迫を、自己判断で外すこと
  • 術後の指示で止められている入浴・飲酒・運動を、自分の判断で再開すること
  • 公式にも医師にも言われていないケアを、ネットの情報だけで足すこと

迷ったときの基準は一つです。公式の案内にないことは、やらない。それだけで、余計なリスクはかなり減らせます。

拘縮による凹凸と、取りすぎによる凹凸は別のもの

鏡で自分の顔の状態を落ち着いて確認する女性
見比べるなら写真より、今が術後何日目かという日数です
イメージ画像(実際の患者ではありません)

拘縮の時期は、表面がボコボコ(デコボコ・凸凹)して見えることがあります。ここで分けたいものがあります。一時的な凹凸と、そのまま残る凹凸です。

拘縮による凹凸は、時間とともに変わっていく

THE CLINICは、皮膚が硬くなったり表面のボコつきを感じたりする状態を硬縮と呼び、回復の過程で見られる反応だと説明しています。時間の経過とともに自然に改善するとも書かれています。

拘縮による凹凸は、経過とともに姿を変えます。

術後1ヶ月時点の顔が、そのまま完成形ではありません。

取りすぎによる凹凸は、待っても変わりにくい

一方で、脂肪を取りすぎたことによる凹みは待って戻る種類のものではないため、修正するには脂肪注入などの別の施術が必要になり、費用も回復期間もあらためてかかります。

取りすぎが心配なときは
  • 自己判断で追加のケアや施術を探さず、まず執刀した院に相談する
  • 修正費用や対応の有無は院によって違うため、早めに確認しておく

見分ける手がかりは、時間の経過です。数ヶ月かけて柔らかくなり、形も変わっていくなら拘縮側。硬さが取れたのに凹みだけが残るなら、そちらは別の話になります。

取りすぎによる凹凸やへこみは原因も修正の考え方も違います。そちらはボコボコ・へこみを扱った記事で個別にまとめているので、硬さより凹みが気になる人はそちらを読んでみてください。

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見分けるポイント拘縮による凹凸取りすぎによる凹み
時間による変化経過とともに柔らかくなり、形も変わる待っても変わりにくい
一緒に出る症状硬さ・つっぱり感をともなう硬さが取れても、凹みだけが残る
公式の説明回復の過程で見られる反応で、自然に改善する修正には脂肪注入などの別の施術が必要になる
この記事での扱い本記事で解説ボコボコ・へこみの記事で個別に解説

症例写真で自分の状態を判定しない

ネット上には拘縮の症例写真を掲載しているクリニックのページもありますが、写真を見比べて自分の状態を判定したい人は、いったん立ち止まってください。

掲載されている写真は撮影の条件も経過日数も、その人の吸引量も違うため、写真だけでは分からないことが多いんです。

見比べるなら、写真ではなく日数です。今が術後何日目で、公式が示している時期のどこにいるのか。そこを合わせるほうが、状態を読み違えません。

こんなときは、拘縮でもクリニックに相談を

患者のカルテを確認する医師の様子
迷ったときは自己判断で抱え込まず、執刀した院に相談を
イメージ画像(実際の患者ではありません)

拘縮は待つ時間が長いぶん、いつ相談すればいいのか迷いやすい症状です。目安を書いておきます。

相談の目安になる変化

  • 術後3ヶ月を過ぎても、硬さやつっぱり感が変わらない(2〜3ヶ月で終了、約3ヵ月程度とされている時期)
  • 硬さは取れてきたのに、凹みや左右差だけが残っている
  • 痛みが強くなる、熱を持つ、腫れがぶり返すなど、経過が逆に進んでいる
  • 今の顔の変化が、術後の日数では説明がつかないと感じる

この記事は診断をするものではありません。

当てはまるかどうかを自分で判定せず、気になった時点で医師に診てもらってください。

相談先は、まず執刀した院

相談先は執刀した院で、どこをどれだけ吸引したのかを分かっているのは、その医師だけですから。

術後の診察が回数で決まっている院もあるので、何回まで含まれるのか、追加で診てもらうときはどうなるのかは、契約の段階で確認しておくと後で困りません。

あわせて読みたい

術後のフォロー体制は、院を選ぶ段階で差が出る部分でもあります。院や医師をどう見比べるかはクリニックと医師の選び方にまとめました。

伝えるときは、日数と変化をセットで

診てもらうときは術後何日目で、いつからどう変わったのかをセットで伝えると話が早く進みますし、硬さが出た日、強くなった日、和らいだ日をメモしておくと経過がそのまま伝わります。

あわせて読みたい

これから受ける人で、休みの取り方や予定の組み方で迷っている人は、ダウンタイムは何日かをまとめた記事も参考になります。院ごとの説明を横並びにしてあります。

よくある質問

顔の脂肪吸引の拘縮はマッサージしてもいいですか?

THE CLINICの公式コラムでは、軽くさする程度のマッサージで血流を良くすることが推奨されています。強く揉むよう勧める記載は見当たりませんでした。ただし「術後◯日目から」という開始時期の指定は公表されていないため、始めるタイミングは術後の診察で執刀医に確認してください。

顔の脂肪吸引の拘縮はいつから始まり、いつまで続きますか?

THE CLINICは、術後1〜2週間で硬縮が始まり、術後2〜3ヶ月で終了すると説明しています。ガーデンクリニックは、つっぱり感を術後約1週間〜3ヵ月程度としています。2院とも「終わりは3ヶ月前後」でほぼ重なりますが、程度には個人差があるとも明記されています。

フェイスバンドはいつまでつけるべきですか?

THE CLINICの説明では、当日から翌朝までは装着して圧迫を維持します。翌日以降は、横になるタイミングや就寝時のみでよいとされています。加えて、3〜7日間くらいは就寝時に着けると楽になるのでおすすめ、とも書かれています。ガーデンクリニックは術後1週間の着用を推奨し、外出時は外しても構わないとしています。

フェイスバンドを1ヶ月つけっぱなしにするとどうなりますか?

1ヶ月の連続着用でどうなるかを説明している公式ページは、今回調べた範囲では見つかりませんでした。THE CLINICは翌日以降は就寝時のみでよいとし、ガーデンクリニックは術後1週間を推奨しています。どちらも1ヶ月の着用を前提にしていないため、長く着けたい事情があるなら執刀した院に相談してください。

拘縮が治らないと感じるときはどうすればいいですか?

2〜3ヶ月、約3ヵ月程度が一つの区切りです。その時期を過ぎても硬さが変わらない、硬さが取れたのに凹みだけ残る、痛みや腫れがぶり返すといった場合は、執刀した院で診てもらってください。この記事は診断を行うものではありません。凹凸そのものが気になるときはボコボコ・へこみの記事もあわせて読んでみてください。

「硬縮」と「拘縮」は違うものですか?

指している症状は同じで、クリニックによって表記が違うだけです。検索で上位に出てくるクリニックのコラムはほぼ「拘縮」を使っていますが、THE CLINICは公式ページで一貫して「硬縮」と書いています。THE CLINICのページで拘縮の説明が見つからないときは、「硬縮」で探してみてください。

まとめ:期間には個人差がある。数字は目安として持っておく

最後に、この記事の要点です。

  • 拘縮は術後1〜2週間ごろに始まり、術後2〜3ヶ月で終了するとTHE CLINICは説明している
  • ガーデンクリニックは、つっぱり感を術後約1週間〜3ヵ月程度としている
  • マッサージは、軽くさする程度が公式の推奨。開始時期の指定は書かれていない
  • フェイスバンドは当日から翌朝までが必須。翌日以降は横になるときと就寝時のみでよい
  • 3〜7日間くらいの就寝時着用は「おすすめ」であって、必須ではない

そのうえで、これらは全部が目安で、ダウンタイムの程度には個人差があります。

個人差という言葉で片づけたくはないのですが、その幅を数字で公表している院は見つからなかったので、目安から外れたときに一人で抱え込まないほうがいいと思います。

美容医療についての相談は、国民生活センターが公表しているデータで2024年度に10,744件、2025年度に7,944件と、決して少なくない件数が寄せられています。これは脱毛や豊胸を含む美容医療全般の数字で、脂肪吸引だけの件数ではありません。

まずは執刀した院に聞く。それでも納得できないときに、こうした公的な窓口もある。その順番だけ、頭の隅に置いておけば十分です。

あわせて読みたい

腫れがまだ引かないと感じている人は腫れのピークと引かないときの記事へ、術後の流れを最初から確認したい人は経過を時系列でまとめた記事へ進んでみてください。

料金・条件・術後の指示内容は変更されることがあるため、受診前に各クリニックの公式情報を確認してください。

参照

この記事の日数と条件は、2026年9月6日時点の次のページをもとにしています。

  • THE CLINIC公式サイトのダウンタイム・硬縮・フェイスバンドのページと公式コラム
  • ガーデンクリニック公式サイトの顔の脂肪吸引のページ(副作用・リスクの一覧、術後の経過表)

顔の脂肪吸引ナビ編集部

顔の脂肪吸引ナビ編集部

顔の脂肪吸引を検討する時に一番時間がかかるのは、クリニックごとに書き方が違う料金・保証・症例数を並べて比べる作業です。THE CLINIC・湘南美容クリニック・ガーデンクリニック・モッズクリニック・TAクリニックの公式情報と、厚生労働省・国民生活センターの公表資料を同じ形式で突き合わせ、比べやすく整理しています。

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