「TAクリニックの脂肪吸引って、評判は実際どうなんだろう」と気になる方は、顔の脂肪吸引を調べていると候補に挙がることが多い院だと感じているはずです。
ただ「やばい」という言葉とセットで検索されることも多いので、迷って手が止まっている人は少なくないはずです。
TAクリニックの評判は口コミの平均点ではなく、公式サイトが自分で出している記載の範囲で確かめられます。
たとえば費用は、TAクリニックの顔の脂肪吸引が頬もアゴ下も通常220,000円(税込)です。実施院は全院です。
保証は概要ページにありません。ただし個別の施術ページ(顎下の脂肪吸引・顔の脂肪吸引ページ)まで開くと、医師の判断による条件つきのTAC安心保証制度が明記されていました。
公表されている材料とそうでない材料、その両方を同じ濃さで並べていくので、決めるのは読んでいるあなたです。消費者庁が示す美容医療の確認事項でも、効果だけでなくリスクや他の選択肢まで確認してから決めるよう呼びかけられています。
- TAクリニックが公表している症例数が、どこまでの範囲を数えた数字なのか
- 顔の脂肪吸引の個別ページに、保証についてどんな条件で書かれているか
- 医師体制と所属学会の見方(同じ名前の学会が2つある話)
- カウンセリングを誰が行うか
- 症例写真ページ4件で情報開示を実際に確かめた結果
- 顔の施術費用の目安と、先に知っておきたいリスク・副作用
【結論】TAクリニックの評判は、公式サイトの6項目で確かめられる
TAクリニックを判断する材料は、誰が読んでも同じ答えになるという理由から、口コミの星の数よりも公式サイトに書いてある項目のほうに揃っています。
この章では、症例数の集計範囲・医師の所属学会・カウンセリングの担当・保証についての記載・症例写真ページの情報開示・対応院の明記という6項目を確認します。
早見表を先に置くと、○は記載がはっきりしているもの、△は記載はあっても読み方に注意が要るもの、—は記載を確認できなかったものを指します。
| 確認する項目 | TAクリニック公式で確認できた記載 | 読み方 |
|---|---|---|
| 症例数 | トップページの説明文に「15年間の美容医療の経験と50000件以上の症例」 | △ 全施術・全9院の累計で、顔だけの数字ではない |
| 医師の所属学会 | JSAPS所属の医師、JSAS所属の医師、両方に所属する医師が在籍 | ○ 医師紹介ページで名前ごとに読める |
| カウンセリング | 専任コンシェルジュによる無料カウンセリングと明記 | ○ 担当が書いてある |
| 保証 | 顔の脂肪吸引の個別ページ(顎下の脂肪吸引・顔の脂肪吸引)にTAC安心保証制度の記載あり(最大1年・医師の判断による条件つき)。概要ページには記載なし | △ 条件つきの保証。内容は書面で確認したい |
| 症例写真ページの情報開示 | 4件とも治療内容の説明はあり、費用とリスクはメニュー共通の表示 | △ ページによる差はなく一貫していた |
| 対応院 | 顔の脂肪吸引ページに「【実施院:全院】」と明記 | ○ 5案件のなかでは珍しい書き方 |
△や—は悪いという意味ではなく、数字や雰囲気だけで先に判断すると「聞いていた話と違った」になりやすいという印です。
ここからは、ひとつずつ公式の記載を根拠として開いていきます。
TAクリニックはどんなクリニックか(9院の展開と運営法人)

TAクリニックは全国9院を展開する美容外科で、運営しているのは医療法人社団元輝会です(TAクリニック公式)。ここが評判を確かめる土台です。
展開は9院。東京は新宿と銀座の2院
TAクリニックの院数は9院で、公式のトップページで確認できた展開エリアは新宿・銀座・横浜・大阪・福岡・川越・高崎・仙台・札幌でした。
内訳は関東に4院、それ以外の地域に5院で、北は札幌、南は福岡まで届いています。
- 新宿
- 銀座
- 横浜
- 大阪
- 福岡
- 川越
- 高崎
- 仙台
- 札幌
東京の2院は、いずれも駅から近い立地です。新宿TAクリニックは新宿三丁目駅から徒歩1分、銀座TAクリニックは銀座駅から徒歩2分と公式のクリニック一覧に書かれています。
ここで立地を見ておく理由は、顔の脂肪吸引が施術した日で完結せず、抜糸や経過の確認で再び来院することになるからです。
遠方の院を選ぶと、その往復が地味に効いてきます。
- 新宿TAクリニック:新宿三丁目駅から徒歩1分
- 銀座TAクリニック:銀座駅から徒歩2分
運営は医療法人社団元輝会(理事長は嶽﨑元彦医師)
TAクリニックグループの運営法人は医療法人社団元輝会で、理事長は嶽﨑元彦医師です(採用サイト)。
運営法人の名前を押さえておくと、行政が公表している情報を自分で調べられるようになります。美容外科はブランド名と法人名が一致しないことがあり、名前だけ見ていると別の法人の話と混ざるんです。
- 血液検査などの追加費用がかかるかどうか
- 初診料が無料になるのは、脂肪吸引のカウンセリングも対象かどうか
なお、法人の設立年や資本関係は採用サイトを含めて記載を見つけられなかったので、分からないものは分からないまま置いておきます。
初診料とカウンセリング料は無料と公式ブログに書かれている
TAクリニックの公式ブログには、2025年3月25日より初診料3,300円(税込)を廃止したとあります。現在は初診料・カウンセリング料ともに無料であるという記載があります。
置かれていたのは「TAクリニックは『やばい』?」という題名の記事の中でした。ここは率直に助かります。
- 初診料・カウンセリング料:無料と明記(確認できた)
- 運営法人の設立年・資本関係:記載を確認できず
検索でよく出てくる言葉に公式が自分から回答を出しているので、評判そのものの判定はできなくても情報開示の姿勢としては確認できる材料です。
ただし、相談に行けば一切お金がかからないと決めつけないでください。
血液検査などの扱いまではこの記事の範囲では読み取れなかったので、予約の電話で聞いておくのが早いです。
TAクリニックの症例数は、どこまで公表されているか

TAクリニックが公表している症例数は、全施術・全9院をまとめた累計の数字だけです。顔の脂肪吸引だけの件数は、公式サイトのどこにも見当たりませんでした。
「15年間・50000件以上」はトップページの説明文にある
TAクリニック公式のトップページには、「15年間の美容医療の経験と50000件以上の症例」という記載があります。
この記載が置かれているのは、検索結果に表示される説明文(メタディスクリプション)の部分でした。
ページを開いて本文を読んでも同じ内容の記載は見つからず、検索結果では目に入るのにサイトの中では根拠の説明にたどり着けない状態です。
- 範囲(全施術か、顔だけか)
- 期間(いつからいつまでの累計か)
- 誰が数えたか(クリニック自身の発表か、第三者の集計か)
そしてこの数字は全施術・全9院の累計と読むのが自然で、つまり足し算の数字であり、二重まぶたも豊胸も脂肪吸引もぜんぶ含んだ数ということです。
顔の脂肪吸引だけの件数は非公表
顔の脂肪吸引に絞った症例件数は、TAクリニック公式の症例写真ページでも公表されていません。カテゴリで絞り込む機能はあるのに、「◯件」という件数表示は置かれていませんでした。
ここは正直に書くと、累計の数字が大きいことと顔の脂肪吸引の経験が豊富なことは同じではありません。
顔は面積が小さく、左右差がそのまま印象に出る部位なので、知りたいのは法人全体の合計ではなく自分を担当する医師が顔をどれだけ扱っているかのほうです。
合計の数字だけでは、そこまでは分かりません。
- 「顔の脂肪吸引は、先生ご自身で年間どれくらい担当されていますか」とそのまま聞く
- 「頬とアゴ下では、どちらの症例が多いですか」と部位まで絞って聞く
- 答えられる範囲で数字が返ってくるかどうかも、それ自体が判断の材料になる
採用サイトの数字は「2022年3月時点」
TAクリニックの採用サイトには「数字で見るTAC」という統計のページがあります。冒頭の注記は「※全て2022年3月時点のデータになります」です。
ページの中の数値そのものは画面上で後から描画される作りになっていて読み取れず、読み取れなかったものを推測で書くわけにはいかないので数値はここには載せません。
覚えておいてほしいのは、時点が書かれている数字の扱い方で、4年以上前の集計を今の体制の数字として受け取らないことです。
時点表示自体は誠実です。
症例数の読み方は、範囲・期間・誰が数えたかという3つの軸で見ると迷いません。
TAクリニックの医師体制と所属学会は、医師によって違う

TAクリニックの医師紹介ページを見ると、所属学会は医師ごとにはっきり違います。
JSAPSに所属する医師、JSASに所属する医師、その両方に所属する医師が同じグループの中にいます(TAクリニック公式)。
公式の医師紹介ページに載っている所属
名前と資格が実名で公開されているのは確認しやすさという点で大きく、主な医師を並べておきます。
| 医師 | 肩書き | 公式ページの所属・資格 |
|---|---|---|
| 清水勇介 医師 | TACグループ統括顧問 | 日本形成外科手術手技学会 理事/日本美容外科学会(JSAPS)評議員/日本頭蓋顎顔面外科学会 代議員/日本形成外科学会 学術委員会委員 |
| 飯田秀夫 医師 | 特別技術指導医師・医学博士 | 形成外科専門医/日本美容外科学会(JSAPS)会員/日本美容外科学会(JSAS)会員/国際美容外科学会(ISAPS)会員 |
| 井上 医師 | ― | 日本形成外科学会専門医/形成外科領域指導医/日本美容外科学会(JSAPS)専門医 |
| 東海陽介 医師 | TACグループ統括院長・新宿TAクリニック院長 | 日本再生医療学会 会員/日本美容外科学会(JSAS)会員 |
出典はTAクリニック公式の医師紹介ページで2026年9月11日に確認した内容ですが、医師の在籍状況は入れ替わるので受診を決める前にもう一度見ておいてください。
JSAPSとJSASは、日本語名が同じでも別の団体
この章では、日本美容外科学会という同じ名前の学会が国内に2団体あることを確認します。
JSAPS公式の学会案内によると、JSAPSは1977年設立で形成外科をベースにした団体です。JSASは1966年設立で、医師免許と会員2名の推薦を入会要件とする団体です。
紛らわしいですが、ここを知らないと医師紹介ページの読み方が変わってしまいます。
- 所属学会や資格は、医師紹介ページで実名とともに確認できる
- 担当医の指名可否・指名料は、顔の脂肪吸引ページに記載がなく確認できない
TAクリニックの場合、飯田医師は両方の学会に所属しています。学会名だけを並べて医師の腕を比べるのは、そもそも無理があるということです。
担当医を指名したいときに確認すること
医師指名ができるかどうか、指名料がかかるかどうかは、TAクリニック公式の顔の脂肪吸引ページからは読み取れませんでした。予約時に聞いておく項目です。
顔の脂肪吸引は担当医の手で仕上がりが動きやすい施術なので、「この医師に頼みたい」と決まっている方は、その医師が在籍する院と指名の可否をセットで確認してください。
院を先に決めると、医師が選べなくなることがあります。
医師をどう見極めるかは、顔の脂肪吸引が上手い先生の選び方のほうで観点ごとに整理しています。
TAクリニックのカウンセリングは専任コンシェルジュが行うと明記されている

TAクリニックのカウンセリングは「専任コンシェルジュによる無料カウンセリング」です。そういう院は多くありません。
公式サイトの中でも呼び方が少し揺れている
脂肪吸引のメニューページでは「専任コンシェルジュ」、ドクター紹介のページでは「専門コンシェルジュ」です。公式サイトの中で表記が揺れています。
言葉が違うだけで指している役割は同じと読めますが、こういう揺れに気づけると他の記載も自分の目で確かめる癖がつきます。
- カウンセリングは「専任コンシェルジュ」が対応すると明記されている
- 呼び方は公式サイトの中でも「専任」「専門」と表記が揺れている
医師がどこで関わるかは、ページに書かれていない
カウンセリングに医師が同席するかどうかは、TAクリニック公式の顔の脂肪吸引ページからは読み取れませんでした。関わらないわけではありません。
美容外科によってはカウンセリングを医師が行うと明記している院もありますが、どちらが優れているという話ではなく自分が誰と話して決めたいかという好みの問題です。
取る量やデザインの相談を医師と直接したいタイプなら、予約のときに「医師と話せますか」と確認しておくのが確実です。
逆に、まず費用や日程から詰めたい人には、専任の担当者がつく形のほうが話しやすいこともあります。
カウンセリングから施術までに確認しておく流れ
顔の脂肪吸引は次の順で進むので、各段階で何を持ち帰るかを決めておくと迷いが減ります。
- 予約(医師と話せるか、担当医の指名ができるかをここで聞く)
- カウンセリング(もたつきの原因が脂肪かたるみか、取る範囲をどう決めるか)
- 見積もりの提示(麻酔代・アフターケア代・通院費まで入った総額かを確認)
- 施術日の決定(腫れが引くまでの予定と、休みの取り方をすり合わせる)
- 術後の通院(何回通うのか、その費用は施術費に含まれるのか)
ただし各段階の所要時間や来院回数までは、TAクリニック公式のメニューページに書かれていませんでした。
だからこそ初回で全部聞いてしまうのが早く、聞く内容を決めずに行くと雰囲気と金額の話だけで帰ってくることになりがちです。
- もたつきの原因が脂肪なのか、たるみなのか、むくみなのか
- 当日の話し相手は誰で、医師とはどの段階で話せるのか
- 麻酔代とアフターケア代を含めて、支払う総額はいくらになるか
- 術後に通う回数と、その通院に費用がかかるかどうか
- 仕上がりに左右差や凹凸が出た場合、どう対応してもらえるか
顔の脂肪吸引の個別ページにもTAC安心保証制度が明記されている

TAクリニックには「TAC安心保証制度」という共通の保証制度があります。体の脂肪吸引ページだけでなく、顔の脂肪吸引の個別ページ(顎下の脂肪吸引・顔の脂肪吸引ページ)にも明記されていました。無条件の保証ではありません。
この記事の要点になります。
顔の脂肪吸引(お顔)の保証条件
TAクリニック公式の顔の脂肪吸引ページ(顎下の脂肪吸引・顔の脂肪吸引)には、「脂肪吸引 お顔」として保証期間1年間という記載があります。条件も表で示されていました。
| 項目 | 公式ページの記載内容 |
|---|---|
| 保証期間 | 1年間 |
| 対応の条件 | 施術部位の傷痕が目立つ、デコボコが生じた場合で、当クリニックの医師の診察により再施術が必要と判断した場合 |
| 診察・再施術の担当 | 原則として担当医が行う |
| 対象外になる条件 | 施術日の体重から1kg以上増えている場合/負担が危険、改善が見込まれない、適応が見られないなどと医師が判断した場合 |
| 再施術の時期 | 施術日から半年以降 |
| その他の負担 | 再施術の場合は別途麻酔代がかかる |
要点は「客観的に見て効果が全く認められないなど、医師の診察により再治療が必要と判断した場合」という条件つきの制度である点です(TAクリニック公式)。希望すれば自動的に再施術になる、という制度ではありません。
体重の条件も、体の脂肪吸引ページと同じ形で書かれています。施術日から1kg以上増えると対象から外れる(TAクリニック公式)。
術後に体重を戻すつもりの人は、頭に入れておいてください。
- 体の脂肪吸引ページ:TAC安心保証制度の記載あり(保証期間1年・医師の判断による条件あり)
- 顔の脂肪吸引の個別ページ:同じくTAC安心保証制度の記載あり(保証期間1年・条件はほぼ同じ内容)
概要ページだけを見ると気づけない
TAC安心保証制度の記載は、施術メニューの概要をまとめたページ(顔・フェイスラインの脂肪吸引・脂肪除去の一覧ページ)には出てきません。頬やアゴ下の料金がまとまっているこの概要ページを「保証」という言葉で探すと、該当箇所はゼロ件でした。
保証の記載は、そこからさらに開いた個別の施術ページ(顎下の脂肪吸引・顔の脂肪吸引ページや、バッカルファット除去ページなど)のほうに置かれています。概要ページだけを見て「顔には保証の記載が無い」と判断すると、事実と違う結論になるので注意してください。
それでも、カウンセリングで確認したい理由
保証の制度自体は公式ページで確認できましたが、「自分のケースが対象になるかどうか」は医師の診察・判断によって決まるうえ、保証は契約に直結する条件でもあります。
顔の脂肪吸引で不満が残りやすいのは左右差と凹凸で、取りすぎて凹んだ場合は戻すために脂肪注入が必要になり、費用も回復期間もあらためてかかります。
だからこそ、条件の中身を自分の言葉で確認しておく価値があるんです。
- 「自分の症状は、保証の対象になりますか」
- 「対象になる場合、対応の範囲と期間はどうなりますか」
- 「対象外になるのは、どういう場合ですか」
- 「保証の内容は、書面でもらえますか」
口頭の説明だけで判断せず書面で確認するのは、金額の大きい自由診療ならどの院でも同じです。
TAクリニックの症例写真ページ4件で、情報開示を確かめた

TAクリニックの症例詳細ページを4件見ると、治療内容の説明は4件とも掲載されていました。一方で、問い合わせ先の明記は4件とも症例のそばに確認できませんでした。
自由診療の症例写真に求められる4つの情報
医療機関のサイトに症例写真を載せる場合、満たすべき条件が国の指針で決められています。厚生労働省の医療広告ガイドラインによると、限定解除の要件は4つです。
- 患者が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイトであること
- 問い合わせ先を明示すること
- 自由診療の通常必要とされる治療内容・費用等を情報提供すること
- 自由診療の主なリスク・副作用等を情報提供すること
4つすべてを満たして初めて症例写真を掲載できる仕組みなので、読む側はこの4つが揃っているかを目印にできます。
4ページを見た結果
確認したのはTAクリニック公式の症例詳細ページ4件で、ばらつきはなく結果は4件ともまったく同じ形でした。
| 確認した項目 | 4ページで確認できたこと |
|---|---|
| 治療内容の説明 | 4件とも記載あり(施術名の記載を確認) |
| 費用 | 4件とも、症例ごとではなくメニュー共通の料金表として掲載 |
| 主なリスク・副作用 | 4件とも、症例ごとではなくメニュー共通のリスク一覧として掲載 |
| 問い合わせ先 | 4件とも、症例のそばに明記を確認できず |
ページによってばらつくのではなく4件が同じ作りだったという点は押さえておいてほしく、テンプレートで統一されているという読み方ができます。
この結果を、どう受け取るか
限定解除の4要件は、広告の表示についてのルールです。医療機関が症例写真を載せるときに何を書き添えるべきかを定めたもので、施術そのものの質を測る物差しではありません。
ここを取り違えると、判断を間違えます。
それでも見る価値はあり、費用とリスクを症例のそばに置いている院とメニュー共通の表示で済ませている院とでは、読者が情報にたどり着くまでの距離が違います。
- 治療内容の説明はある(4件とも)
- 費用とリスクはメニュー共通の表示(症例ごとではない)
- 問い合わせ先の明記は、症例のそばに確認できず
確認日は2026年9月11日で、サイトは更新されるので読んでいる時点の表示がどうなっているかは自分の目で見てください。
症例写真そのものの見方は、口コミと症例写真をどこまで信じられるかのほうで扱っています。
「実施院:全院」という明記は、TAクリニックの特徴

TAクリニック公式の顔の脂肪吸引ページには、「【実施院:全院】」という一行が入っています。どの院で受けられるかを名指しで書くクリニックは、意外と多くありません。
対応院が書いてあると、何が助かるのか
美容外科のメニューページは、料金だけ載っていて対応院の記載が無いことがよくあります。予約してから「その施術はこの院では扱っていません」と分かる、という遠回りが起きるんです。
TAクリニックの場合、顔の脂肪吸引は9院すべてで実施と明記されているので、地方に住んでいる人ほどこの一行はありがたいはずです。
全院と書いてあっても、担当医は院ごとに違う
ただし実施院が全院であることと、どの院でも同じ医師に受けられることは別の話で、在籍する医師は院ごとに違います。
- 近さで選ぶ:術後の通院がしやすい
- 医師で選ぶ:顔の脂肪吸引は担当医の手加減で結果が動きやすい施術
近さで院を選ぶか医師で選ぶか、ここは悩みどころですが、顔の脂肪吸引は担当医の手加減で結果が動く施術です。
通いやすさを多少あきらめてでも、医師を優先する考え方には理由があります。
一方で術後に何かあったときすぐ行ける距離であることも、それはそれで安心材料なので、どちらを取るかはあなたの生活のほうから決めてください。
地域から絞りたいときの考え方
TAクリニックは東京に新宿と銀座の2院、関西は大阪に1院という配置です。同じ都市に複数の候補院があるなら、予約の取りやすさも比べておくと動きやすくなります。
地域ごとの選び方は、東京で顔の脂肪吸引を受けるときの選び方と大阪で顔の脂肪吸引を受けるときの選び方でそれぞれ整理しています。
TAクリニックの顔の脂肪吸引の費用と、主なリスク・副作用

TAクリニックの顔の脂肪吸引は、頬・アゴ下ともに通常220,000円(税込)です。ここに麻酔代が含まれるかどうかは、同じページからは読み取れませんでした。
公式ページの料金
| 部位 | 通常価格(税込) | モニター価格(税込) |
|---|---|---|
| 頬 | 220,000円 | 132,000円 |
| アゴ下 | 220,000円 | 132,000円 |
出典はTAクリニック公式の顔の脂肪吸引ページで2026年9月11日に確認した金額ですが、料金は変わることがあるので受診前に必ず公式ページを見てください。
頬とアゴ下の両方をやりたい場合は単純に足すと440,000円ですが、ここから麻酔やアフターケアの費用がどう乗るかで支払う金額は変わってきます。
- 施術費のみで440,000円(税込)
- 麻酔代・アフターケア代は別途(総額は見積もりで確認)
麻酔代の扱いは明記されていない
麻酔について公式ページにあるのは、「各種麻酔は別途費用で承っております」という一般的な注記だけでした(TAクリニック公式)。
220,000円にどこまで含まれるのかはこの書き方からは確定できませんが、ここは聞けば分かります。
顔の脂肪吸引の麻酔は局所麻酔で受けるか静脈麻酔まで使うかで金額が変わるので、見積もりの段階で麻酔の種類まで含めた総額を出してもらってください。
- 麻酔の種類と費用が総額に含まれるか
- アフターケア代・通院費が別途かかるか
- モニター価格を選ぶ場合、写真の使われ方の条件
総額の考え方と内訳は、TAクリニックの顔の脂肪吸引の料金のほうで分解しています。そちらへどうぞ。
モニター価格132,000円の条件は、その場で聞く
モニター価格は頬・アゴ下ともに132,000円で、通常価格との差は88,000円で小さくありません。
ただし、モニターには条件が付くのが普通です。症例写真をどこまで使われるのか、顔が分かる形で公開されるのか、SNSへの掲載はあるのか。このあたりの条件は公式ページからは読み取れませんでした。
金額だけ見て申し込まないでほしいのは、写真の使われ方が後から取り消しにくい約束だからです。
顔の脂肪吸引の主なリスクと副作用
費用の話とセットで起こりうることも確認しておくと、顔の脂肪吸引で一般に説明されるのは次のような症状です。
- 腫れ・むくみ(術後しばらく続き、人前に出るのが気になる時期がある)
- 内出血(色が変わり、引くまで時間がかかる)
- 拘縮(皮膚の内側が硬くなり、つっぱった感じや凹凸が出る時期がある)
- 左右差・凹凸(取る量の差が、そのまま見た目に出る)
- 感覚の鈍さ(しびれた感じが一時的に残ることがある)
- 傷あと(耳の後ろやあご下など、目立ちにくい場所を選んで切開する)
こうした症状の出方には個人差があり、どれくらいの割合で起きるかという数字は公表されていないので、担当医に自分の場合の見通しを聞くしかありません。
取りすぎによる凹みは特に戻しにくい部類で、脂肪注入で埋める形になり費用も回復期間も別にかかります。
メリットと、気になる点の整理
公表されている情報から言えるメリットとデメリットを同じ場所に並べておくと分かるとおり、どちらか片方だけ見ても判断はできません。
| 読み取れるメリット | 気になる点・デメリット |
|---|---|
| 顔の脂肪吸引を9院すべてで実施と明記している | 顔の脂肪吸引だけの症例数が公表されていない |
| 医師の名前と所属学会が実名で公開されている | 保証は医師の判断による条件つきで、無条件ではない |
| カウンセリングの担当が「専任コンシェルジュ」と明記されている | 医師がどの段階で関わるかは書かれていない |
| 初診料・カウンセリング料が無料と公式ブログに記載 | 220,000円に麻酔代が含まれるかの明記が無い |
左の列は公式サイトを開けば誰でも確認できますが、右の列は聞かないと埋まりません。
カウンセリングの目的は、右の列を左に移すことです。
TAクリニックの口コミは、どこで確認できるか

TAクリニックの口コミは、トリビューやホットペッパービューティーなど投稿型の媒体に院ごとにまとまっています。実際に受けた人の声を読みたい方は、そうした媒体を直接見るのがいちばん早いです。
口コミが集まっている媒体と、その性質
検索で上位に出てくる媒体を種類ごとに整理すると性質の違いが見えてきて、同じ「口コミ」でも集め方が違うんです。
| 媒体の種類 | 読むときに知っておくこと |
|---|---|
| 予約・投稿型のプラットフォーム(トリビュー、ホットペッパービューティー、キレイパスなど) | 院ごとにページが分かれ、件数と平均点が出る。予約を経由した人の投稿が中心 |
| クリニック検索サイト(グロウナビ、Medimeeなど) | 施設情報と口コミが一緒に載る。掲載自体が広告として成り立っている場合がある |
| 個人・メディアの解説記事 | 口コミを引用してまとめた二次情報。広告リンクが置かれていることが多い |
| クリニック公式サイト | 料金・保証・医師体制など、契約に関わる条件の一次情報はここにしかない |
順番としては公式で条件を押さえてから投稿型の媒体を眺めるほうが振り回されずに済み、逆をやると点数の高低だけで印象が決まってしまいます。
口コミから分かること、分からないこと
口コミから読み取りやすいのは、予約の取りやすさ、待ち時間、スタッフの対応、説明の分かりやすさといった「通ううえでの体験」です。ここは投稿が集まるほど傾向が見えてきます。
逆に読み取れないのは仕上がりの良し悪しで、顔のもとの形も取った量も経過した期間もばらばらなので他人の結果を自分に当てはめられません。
投稿の時期も見てほしく、何年も前の投稿はそのときの担当医と体制の話です。
- 投稿の時期(何年前か)
- 投稿型媒体かクリニック検索サイトか(性質が違う)
- 公式サイトの記載と食い違わないか
公式が「やばい」という検索に回答を出している
TAクリニックの公式ブログには、「やばい」と検索されることを取り上げ、口コミへの返答と取り組みを書いた記事が置かれています。その中で説明されていました。
この記事をもって評判が良いとも悪いとも言えませんが、ネガティブな検索語に公式が正面から答えているかどうかは情報開示の姿勢として見る価値があります。
ついでに、美容医療全体の状況も置いておきます。国民生活センターの公表資料によると、美容医療サービスの消費生活相談件数は2024年度が10,744件、2025年度が7,944件でした。
特定の院の話ではなく、業界全体で相談が起きやすい分野だという前提で臨むのが基本です。
TAクリニックを他院と並べるときに、そろえる5項目

TAクリニックと他院を比べるときは、総額・保証・担当医・対応院・症例の開示という5項目をそろえると、同じ土俵で見られます。院ごとに表示の単位が違うので、そろえる作業そのものが判断の材料になります。
そろえる項目は5つ
- 総額(施術費+麻酔+アフターケア+通院費まで含めた支払い総額)
- 保証(対象になる症状、期間、対象外になる条件、書面の有無)
- 担当医(誰が執刀するか、指名の可否、顔の経験)
- 対応院(どの院で受けられるか、術後はどこに通うか)
- 症例の開示(費用とリスクが症例のそばに書かれているか)
金額だけを横に並べても比較にはなりません。安く見える院の見積もりに麻酔代が入っていなかったという食い違いも、よく起きるんです。
TAクリニックの場合、どこが埋まってどこが残るか
この5項目をTAクリニックに当てはめると、公式サイトだけで埋まる欄と、聞かないと埋まらない欄がはっきり分かれます。
| 項目 | 公式サイトで埋まるか |
|---|---|
| 総額 | △ 施術費220,000円は分かるが、麻酔代の扱いは明記なし |
| 保証 | △ 個別ページにTAC安心保証制度の記載あり(最大1年)。自分のケースが対象になるかは医師の判断による |
| 担当医 | △ 医師の資格は公開。指名の可否は記載を確認できず |
| 対応院 | ○ 実施院:全院と明記 |
| 症例の開示 | △ 治療内容はあり。費用とリスクはメニュー共通の表示 |
○が付いたのは対応院で、他院と比べるならここがTAクリニックのはっきりした持ち味になります。
残りの欄はカウンセリングで埋める宿題で、どの院を選ぶにしてもこの5項目を同じ形でそろえておけばあとから比べ直せます。
同じ見方をそのまま他院にも当てはめれば、条件を同じ形でそろえられます。
まとめ:TAクリニックを公表情報で確かめる4つの軸
TAクリニックの評判を確かめる材料は、口コミの点数ではなく、公式情報に載っていることと載っていないことの両方です。
読み取れた材料を並べ直すと、顔の脂肪吸引は9院すべてで実施と明記され、医師は名前と所属学会が公開されていました(TAクリニック公式)。
- 公式サイトだけで埋まるのは対応院
- 保証は個別ページに記載があるが、自分のケースが対象になるかは医師の判断による
- 症例数・麻酔代の扱いは、公式サイトだけでは埋まらない
カウンセリングの担当も専任コンシェルジュと書かれており、確認できる材料はきちんと置かれています。
そこも正直に書きます。
公表されている症例数は全施術・全9院の累計で、顔の脂肪吸引だけの件数は非公表でした。
保証については、顔の脂肪吸引の個別ページにTAC安心保証制度(最大1年・医師の判断による条件つき)の記載がありました。一方で、220,000円に麻酔代が含まれるかの明記はありませんでした。
- 症例数が何を数えた数字か(範囲・期間・いつ時点か)
- 保証の対象に自分のケースが当てはまるのか、その場で聞いて書面で確認できるか
- 誰と話して、誰が執刀するのか
- 費用とリスクを、同じ場所で確認できるか
生の声を見たい方は、トリビューやホットペッパービューティーといった投稿型の媒体へ。そのうえで、契約に関わる条件は公式の記載とカウンセリングで押さえる。いちばん間違いが少ないです。
次に見るなら総額の内訳で、麻酔やアフターケアがどう乗るかは料金の記事のほうで分解しています。
よくある質問
TAクリニックの顔の脂肪吸引の評判は良いのですか?
満足度としての評判をここで判定することはできません。公表されている情報から確認できることをまとめると、顔の脂肪吸引は9院すべてで実施と明記され、医師は名前と所属学会が公開され、カウンセリングは専任コンシェルジュが行います。個別の施術ページにはTAC安心保証制度(最大1年・医師の判断による条件つき)の記載もありました(TAクリニック公式)。一方で、顔の脂肪吸引だけの症例数は公式サイトで確認できませんでした。
「15年間・50000件以上」は顔の脂肪吸引の症例数ですか?
いいえ、顔だけの数字ではありません。この記載はTAクリニック公式のトップページの説明文(メタディスクリプション)にあるもので、全施術・全9院の累計と読むのが自然です。ページの本文には同じ内容の記載を確認できませんでした。顔の脂肪吸引に絞った件数は症例写真ページにも表示が無く、非公表です。担当医に直接聞いて埋めるしかありません。
顔の脂肪吸引にも保証は付きますか?
付きます。TAクリニック公式の顔の脂肪吸引の個別ページ(顎下の脂肪吸引・顔の脂肪吸引ページ)に、TAC安心保証制度として保証期間1年間の記載があります。ただし無条件ではなく、「客観的に見て効果が全く認められないなど、当クリニック医師の診察により再治療が必要と判断した場合」に対応する制度です。施術日の体重から1kg以上増えている場合は対象外になり、再施術は施術日から半年以降、担当は原則として担当医です。なお、頬やアゴ下の料金がまとまった概要ページのほうにはこの記載が無く、個別ページまで開かないと見つかりません。自分のケースが対象になるかは、カウンセリングで直接確認し、書面で内容をもらってください。
カウンセリングは医師が行いますか?
TAクリニックのカウンセリングは「専任コンシェルジュによる無料カウンセリング」です。医師が同席するかどうかは、このページに記載がありません。取る量やデザインを医師と直接相談したい場合は、予約の電話で医師と話せるかを聞いておくと確実です。なお初診料・カウンセリング料は無料です(公式ブログ)。
顔の脂肪吸引の費用はいくらですか?
頬・アゴ下ともに通常220,000円(税込)、モニター価格は132,000円(税込)です。麻酔については「各種麻酔は別途費用で承っております」という注記のみで、220,000円に含まれるかどうかの明記はありません。腫れ・内出血・拘縮・左右差・凹凸・感覚の鈍さ・傷あとといったリスクがあることも、費用とあわせて確認してください。
どの院でも顔の脂肪吸引を受けられますか?
受けられます。TAクリニックの顔の脂肪吸引は「【実施院:全院】」で、対象は新宿・銀座・横浜・大阪・福岡・川越・高崎・仙台・札幌の9院です。ただし在籍する医師は院ごとに違うため、担当してほしい医師がいる場合は、その医師の在籍院と指名の可否を予約時に確認してください。
TAクリニックの症例写真は、どこまで信じていいですか?
写真そのものの真偽をここで判定することはできません。情報開示の状態として確認できたのは、症例詳細ページ4件とも治療内容の説明はあり、費用と主なリスク・副作用はメニュー共通の表示で、問い合わせ先の明記は症例のそばに見当たらなかった、という点です。これは広告表示のルールに関する話で、施術の質を示す指標ではありません。ページは更新されるため、読む時点の表示を自分で確認してください。
総額から詰めたい人はTAクリニックの顔の脂肪吸引の料金へ、医師で選びたい人は顔の脂肪吸引が上手い先生の選び方へどうぞ。
受けるかどうかから迷っているなら、顔の脂肪吸引はやめた方がいいのかを先に読んでみてください。
料金・保証内容・診療体制は変更されることがあるため、受診前に必ずクリニックの公式情報を確認してください。
参照
この記事の内容は、2026年9月11日時点の次のページをもとにしています。
- TAクリニック公式の顔の脂肪吸引ページ・個別施術ページ・症例詳細ページ・公式ブログ
- TAクリニックの採用サイト(数字で見るTAC)

顔の脂肪吸引ナビ編集部
顔の脂肪吸引を検討する時に一番時間がかかるのは、クリニックごとに書き方が違う料金・保証・症例数を並べて比べる作業です。THE CLINIC・湘南美容クリニック・ガーデンクリニック・モッズクリニック・TAクリニックの公式情報と、厚生労働省・国民生活センターの公表資料を同じ形式で突き合わせ、比べやすく整理しています。

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