顔の脂肪吸引はどのくらい痛いのか、手術そのものより気になる人は多いと思います。痛みと内出血は、ダウンタイムのなかでもいちばん想像しにくい部分です。
公式で確認できた2院はどちらも眠る麻酔(静脈麻酔)が基本で、施術中の痛みはその麻酔でコントロールする設計です。
- 施術中の痛みは麻酔でコントロール
- 本番は麻酔が切れたあとの数日間
ここが土台になります。
痛みが問題になるのは麻酔が切れたあとの数日間なので、本番は手術の最中ではなく帰宅してからだと考えてください。
目安はこうです。痛みは術後2〜3日をピークに1〜2週間、内出血は2週間程度、むくみは1週間ごろがピークで、各院の公式説明を並べるとこの幅に収まりました。
- 痛み:術後2〜3日をピークに1〜2週間で消える
- 内出血:2週間程度で落ち着く
- むくみ:術後1週間ごろがピーク
ただし感じ方には個人差があり、その幅までは公表されていません。
そこは個人差です。
THE CLINICが公式に出している脂肪吸引の説明とガーデンクリニックの公式ページ、公的機関の資料を突き合わせて整理しました。
- 施術中の痛みと、麻酔の種類ごとの違い(局所・静脈・全身)
- 術後の痛みのピークと、痛み止めが費用に含まれるかどうか
- 内出血がいつ消えるか、人目からどう隠すか
- むくみと腫れの見分け方と、実務的な対処
- 「これは普通」と「受診したほうがいい」の線引き
【結論】顔の脂肪吸引の痛み・内出血・むくみの目安
症状ごとに、ピークと落ち着くまでの目安を先に置いておきますが、数字はすべて各院の公式ページにあるものです。
| 症状 | ピークの目安 | 落ち着くまでの目安 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 痛み | 術後2〜3日 | 1〜2週間で消えていく | THE CLINIC/ガーデンクリニック公式 |
| 腫れ | 術後2〜3日 | 1週間で落ち着き始め、2週間でフェイスラインがすっきり | THE CLINIC公式 |
| 内出血 | 翌日ごろから出て、重力に従って下がる | 2週間程度 | ガーデンクリニック公式 |
| むくみ | 術後1週間ごろ | 2週間程度で徐々に落ち着く | ガーデンクリニック公式 |
| 皮膚の硬さ(拘縮) | 公表なし | 2〜3週間で気にならなくなることがほとんど | THE CLINIC公式 |
表を見て気づくのは、痛みより内出血やむくみのほうが長く残るということで、痛みが数日で山を越えても、見た目はもう少し付き合うことになります。
だから予定を立てるなら、痛みではなく見た目の日数で組んだほうが安全です。
ここは覚えておいてください。
- 痛み:数日でピークを越える
- 内出血・むくみ:痛みより長く、目安2週間ほど残ることがある
そして痛みの程度は、同じ施術でも人によって違います。その差がどのくらいの幅なのかを数字で公表している院は今回見つけられなかったので、ここは分からないと正直に書いておきます。
先に線引きだけ言っておくと、この表に書いた範囲は起きて当たり前の症状です。
熱を持つ、生活に支障が出るほど痛い、1週間を過ぎても引かない。このどれかに当てはまるなら、様子を見ずにクリニックへ連絡する段階です。
施術中の痛みはどう感じるか|麻酔の種類とタイミング

イメージ画像(実際の患者ではありません)
施術中の痛みはどの麻酔を使うかでほぼ決まり、眠る麻酔なら意識がないので、手術そのものの痛みは感じません。
ここは競合のコラムでも意外と書かれていない部分でした。上位10サイトのうち麻酔の種類まで踏み込んでいたのは2サイトだけだったので、公式ページで確認できた範囲をそのまま並べます。
麻酔は3種類。何がどう違うのか
THE CLINICは麻酔だけを扱った公式コラムで3つの麻酔の違いを説明しているので、要点を表にするとこうなります。
| 麻酔の種類 | 方法 | 意識 | 公式の補足 |
|---|---|---|---|
| 局所麻酔 | 注射で麻酔薬を注入し、手術する範囲だけを部分的に鎮痛する | ある | 意識があるため恐怖心を感じたり、注入時に痛みを訴えるケースもある |
| 静脈麻酔 | 腕から点滴で麻酔薬を入れ、眠った状態にする | 眠っている | 自発呼吸は保たれる |
| 全身麻酔 | 麻酔薬と筋弛緩薬を使い、体の動きを完全に無くす | 眠っている | 呼吸も止まるため麻酔器と人工呼吸器が必要。静脈麻酔より回復に時間がかかる |
顔の脂肪吸引で全身麻酔まで使うという説明は、確認した2院の公式ページには見当たりませんでした。実際の選択肢は、局所麻酔と静脈麻酔のどちらか、あるいはその併用ということになります。
- 全身麻酔は確認した2院とも記載なし
- 実際の選択肢は局所麻酔・静脈麻酔・併用
ここで押さえておきたいのが局所麻酔の注意点で、意識があるぶん手術そのものより「注射のときが痛い」「起きているのが怖い」という話になりやすいことです。
眠る麻酔を選ぶ人が多いのは、この当日の感覚の差が理由なんです。
- 意識を残すなら局所麻酔、意識をなくすなら静脈麻酔
- 顔の脂肪吸引に全身麻酔を使うという説明は、確認した2院の公式ページには見当たらなかった
2院は麻酔をどう説明しているか
THE CLINICは「点滴で眠った状態になる静脈麻酔が基本です」と公式に書いています。
ガーデンクリニックは「局所麻酔と静脈麻酔を使用して手術を進める」と説明しています。顔のページでは「静脈内鎮静法という眠る麻酔を点滴しながら行う」ともしています(各院公式)。
- THE CLINIC:点滴で眠った状態になる静脈麻酔が基本
- ガーデンクリニック:局所麻酔と静脈麻酔を使用(顔は静脈内鎮静法)
眠る麻酔を使う点は共通していますが、違うのは局所麻酔の位置づけです。
ガーデンクリニックが毎回併用しているのか、症例によって使い分けているのかまでは公式ページからは読み取れませんでした。ここは断定せず、カウンセリングで聞く項目に入れておいてください。
- 共通点:2院とも静脈麻酔(眠る麻酔)を基本にしている
- 違う点:局所麻酔を「併用」と書くか「独自技術」と書くか、説明の角度
ガーデンクリニックは痛みについての公式コラムで、独自の局所麻酔技術により術中にほとんど痛みを感じない、とも書いています。
ただしこれはクリニック自身の説明で、第三者が検証した内容ではないので、そういう前提で受け取ってください。
- 当日使う麻酔は静脈麻酔か、局所麻酔か、それとも併用か
- 麻酔の費用は施術費に含まれるのか、別途かかるのか
- 麻酔が効いている間と、覚めたあとをそれぞれ誰が見てくれるのか
麻酔が切れたあとへの備え
麻酔は当日のうちに切れるので、「施術中が痛いか」より「切れたあとをどう乗り切るか」のほうが実際は大事なんです。
THE CLINICは、長時間効くタイプの局所麻酔薬(エクスパレル)をオプションで用意していると公式に書いています。
ただし金額は同じページに載っていませんでした。だからここでは書きません。使用を考えるなら費用とセットで確認してください。
- THE CLINICはエクスパレル(長時間効く局所麻酔薬)をオプションで用意
- 金額は記載なし
もうひとつです。THE CLINIC東京院は日本麻酔科学会の麻酔科認定施設に認定されたと公式で説明しています。
これは自院の記載です。第三者機関が独立に検証した内容ではないので、頭の隅に置いておく必要があります。
術後の痛みはいつまで続くか|ピークの時期と痛み止め

術後の痛みは数日でピークを越え、両院の公式説明を並べると山は術後2〜3日で、そこから1〜2週間かけて薄れていくという見立てで一致していました。
ピークの時期と、痛みが続く期間
ガーデンクリニックは顔の脂肪吸引の公式ページで「術後2、3日をピークに、1週間ほど筋肉痛のような痛み」と説明しています。別のページでは「数日で改善することが多い」としています。
表現に幅があるので、この記事では数日〜1週間程度として扱います。
- 数日はゆったりした予定にしておく
- 1週間を過ぎたら通常に近い過ごし方を想定しておくと、急な予定変更を避けやすい
THE CLINICが公式に出しているのは、スタッフ20人へのアンケート集計にもとづく説明です。
数日間は強い筋肉痛のような痛みがあり、徐々にピリピリする程度に和らいで、およそ1〜2週間で消えていくというのが、集計の傾向として書かれています。
- 体験談の紹介ではなく、集計の傾向として公表されている
- 個々の感じ方までは記載なし
個々の感想までは載せません。医療広告のルール上、体験談を紹介する形は取れないので、公表されている集計の傾向だけを引いています。
- 数日は強い筋肉痛のような痛み
- 徐々にピリピリする程度に和らぐ
- 1〜2週間で消えていく(THE CLINIC公式・スタッフ20人アンケート集計・2026年9月6日確認)
期間をまとめると、痛みそのものは1週間、違和感まで含めて2週間というのがこの見積もりです。予定を組んでおくとズレは小さくて済みますが、もちろんこれより早い人も遅い人もいます。
- ガーデンクリニックの言い方:数日〜1週間程度
- THE CLINICの言い方:アンケート集計にもとづき「数日は強い、1〜2週間で消える」
痛み止めは処方される?費用に含まれる?
痛み止め(内服薬)の使用については2院で説明の力点がはっきり違うので、ここは料金にも直結する話として横に並べます。
| 項目 | THE CLINIC | ガーデンクリニック |
|---|---|---|
| 痛み止めの扱い | 基本セット(消耗品・麻酔・内服薬)に含まれる | 多くの場合は不要。必要な場合は処方すると記載 |
| 薬が足りなくなったら | 薬が切れたら無料で追加処方も可能(公式) | 痛みのページには記載なし |
| 費用 | 基本セットは会員55,000円/一般110,000円(税込)。施術費とは別途必須 | 痛みのページには痛み止めの費用の記載なし |
THE CLINICは「必要な人には確実に用意しておく」という組み立てである一方、ガーデンクリニックは「痛みが少ないので多くの場合は要らない」という組み立てです。
どちらが優れているという話ではなく、説明の角度が違います。
- THE CLINIC:必要な人には確実に用意しておくという組み立て
- ガーデンクリニック:痛みが少ないので多くの場合は要らないという組み立て
見落としやすいのが、THE CLINICの基本セットが施術費とは別に必ずかかる点で、消耗品と麻酔と内服薬をまとめたものです。
金額は会員55,000円、一般110,000円(税込)なので、総額は施術費にこれを足して見る必要があります。
- THE CLINIC基本セット:会員55,000円/一般110,000円(税込)
- 消耗品・麻酔・内服薬をまとめた費用で、施術費とは別途必須
施術費まで含めた総額の内訳は顔の脂肪吸引の値段をまとめた記事で院ごとに並べています。この記事では「痛み止めと麻酔が総額に入っているか」だけ、契約前に確認しておいてください。
費用の話をするならリスクもセットで見ておくのがフェアなので、顔の脂肪吸引で公式に説明されている主な症状とリスクを挙げておきます。
- 痛み:術後2〜3日がピークで、1〜2週間かけて薄れていく
- 腫れ・むくみ・内出血:2週間程度で落ち着いていくと各院は説明している
- 皮膚の硬さ・突っ張り感(拘縮):2〜3週間で気にならなくなることがほとんどとTHE CLINICは説明
- まれな細菌感染:モッズクリニックが受診すべきケースとして公式に挙げている
- 仕上がりに関わるリスク:左右差や凹凸など。痛みとは別の話なので失敗の記事で扱う
内出血(あざ)はどう出て、いつ消えるのか

内出血は失敗ではなく手術に伴って起こるもので、脂肪を吸う細い管を皮下に通す以上、周りの細い血管はどうしても傷つくため、部位を問わず起こると各院は説明しています。
出方には順番があり、翌日ごろから2週間程度、重力に従って位置が下がっていく流れです(ガーデンクリニックの顔のページ)。
- 内出血は手術に伴う一般的な反応
- 出る順番:翌日ごろ→重力に従って下がる
つまり頬を吸引しても、あざが頬にとどまるとは限らないということで、日が経つにつれて最初に出た場所より下、あご下から首のあたりに見えることがあります。
- 翌日ごろから出始める
- 重力に従って位置が下がっていく
- 頬に出ても、日が経つとあご下・首側で見えることがある
マスクで隠せる範囲かどうかは、ここで変わってきます。
消えるまでの期間として示されているのは「2週間程度」までです。そこから先、完全に色が抜けるまで何週間かかるかを明記した公式ページは見つけられなかったので、この記事ではそれ以上の日数を書きません。
- 分かっている:2週間程度で目立たなくなる(ガーデンクリニック公式)
- 分かっていない:完全に消えるまでの日数(公式記載なし)
部位別に見ると、顔は他の部位より症状が軽いと説明されることが多い一方で、服で隠せないぶん人目にはつきやすい部位です。ガーデンクリニックも「顔は敏感で痛みを感じやすい部位」と書いています。軽いのに困る、という妙な立ち位置なんです。
だから内出血で悩ましいのは、程度そのものより「予定と重なるかどうか」です。次は、隠す側の話をします。
内出血や傷跡を人目から隠すためにできること

「内出血を隠すには」という検索は多いのに、上位10サイトのうち隠し方に触れていたのは1サイトだけでした。公式の情報が少ない領域なので、断定できる部分とできない部分を分けて書きます。
まず前提はひとつです。隠したいからといって術後の指示を勝手に変えないでください。圧迫の期間やケアの内容は回復に直結するため、隠すのは指示を守ったうえでの工夫だと考えてください。
- マスク:顔の下半分は覆える。THE CLINICは丸2日(48時間)圧迫すれば3日目の朝からマスクなしで出勤できた例を公式に挙げている
- 髪と襟:内出血は重力に従って下がるので、あご下から首にかけて出ることがある。髪をおろす、襟の高い服にするだけでも見え方は変わる
- 予定の組み方:人前に出る日から逆算して施術日を決める。隠す工夫のなかで、これがいちばん効く
メイクでカバーできるかは正直「院と時期による」としか書けず、いつからメイクを再開してよいかを公式ページに明記している例は確認できませんでした。
術後の指示として個別に渡されるものなので、そこで聞いてください。
- メイク再開の可否は院と時期による(公式ページに明記なし)
- 傷跡・抜糸の時期は術式と院で違う
傷跡についても同じで、どこに傷を作るか、抜糸がいつになるかは術式と院で違うので、カウンセリングで確認する項目に入れておくと、あとで慌てずに済む点です。
厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、誤認させるおそれのある治療前後の写真は広告として認められないとされています。内出血の見た目が気になる人ほど、画像より期間と対処のほうが判断材料です。
むくみは腫れと何が違うのか

むくみと腫れは混ざって語られがちですが、公式には区別されています。
ガーデンクリニックは、患部が熱を持っているように感じたら、それは手術した部位に炎症が起きている腫れのサインだと説明しています。
一方のむくみは熱感を伴わず、だるさとして感じる症状として区別されています。見分けの手がかりは熱を持っているかどうか。この1点です。
- 腫れ:熱を持っているように感じる=炎症のサイン
- むくみ:熱感はなく、だるさとして感じる
ピークの時期も違い、腫れは術後2〜3日がピーク、むくみは術後1週間ごろがピークで、2週間程度で徐々に落ち着きます。
腫れが引いたあとにむくみの山が来るので、「治りかけたのにまた重い」と感じる時期があるわけです。
- 腫れのピーク:術後2〜3日(各院公式)
- むくみのピーク:術後1週間ごろ(各院公式)
ここから実務的な話をすると、日々の対処そのものは大きく変わりません。どちらも圧迫と安静、そして時間が引き受ける範囲ですが、区別が効いてくるのは受診するかどうかを判断するときなんです。
- 腫れのピーク:術後2〜3日
- むくみのピーク:術後1週間ごろ
- 共通の受診サイン:熱感がある・1週間を過ぎても引かない
熱感があるなら、それは待つ症状ではなく連絡する症状なので、この線引きだけ覚えておいてください。
腫れそのものの経過や、引かないときに確認することは腫れのピークと引かないときの記事でくわしく扱っています。むくみが長引いて気になる方は、そちらも参考になります。
フェイスバンドでの圧迫固定は、なぜ必要なのか

圧迫固定は痛みと内出血の両方に効く後処理です。上位10サイト中7サイトが軽減策として挙げていて、この記事で扱う論点のなかではいちばん共通していました。顔ではフェイスバンドを使います。
効果として説明されているのは皮膚と組織の隙間を減らして出血や腫れが広がるのを抑えることで、圧迫をさぼると内出血が広く出たり、引くのが遅れたりします。
- 効果:皮膚と組織の隙間を減らし、出血や腫れの広がりを抑える
- 圧迫をさぼると内出血が広く出たり、引くのが遅れたりする
着用期間の目安は院で違い、THE CLINICは丸2日(48時間)圧迫すれば3日目の朝からマスクなしで出勤できた例を公式に挙げています。
ただ、この48時間は「人前に出られるまで」の話です。圧迫を完全にやめてよい日とは限らないので、混同すると内出血が長引いたときに「話が違う」と感じることになります。
- 丸2日(48時間)圧迫→3日目の朝からマスクなし出勤の例(THE CLINIC公式)
- 「人前に出られる」時期と「圧迫を終えてよい」時期は別の話
着用期間は必ず、自分の院の指示で確認してください。
外してよい時間や、寝るときにどうするかも術後の指示として個別に渡されるので、自己判断で短くしないでください。
フェイスバンドは拘縮のケアにも関わってくるので、着用期間の考え方は拘縮とフェイスバンドの記事にまとめました。
痛みや内出血を抑える工夫は、クリニック側でどう違うか

イメージ画像(実際の患者ではありません)
クリニック側の工夫は各院が自分の強みとして書く定番のパートですが、見比べるべきは麻酔・麻酔の体制・痛み止めの3点です。
| 見る項目 | THE CLINIC | ガーデンクリニック |
|---|---|---|
| 麻酔 | 点滴で眠る静脈麻酔が基本 | 局所麻酔と静脈麻酔を使用。顔は静脈内鎮静法と記載 |
| 麻酔の体制 | 東京院は日本麻酔科学会の麻酔科認定施設(公式) | 公式ページで確認できず |
| 痛み止め | 基本セットに内服薬を含む。切れたら無料で追加処方も可能 | 多くの場合は不要。必要なら処方 |
| 痛みの説明 | 数日は強い筋肉痛のような痛み、1〜2週間で消えていく(アンケート集計) | 術後2、3日がピークで1週間ほど。数日で改善することが多い |
| 麻酔の費用 | 基本セット(会員55,000円/一般110,000円・税込)に含む。施術費とは別途必須 | 痛みのページには記載なし |
表を作ってみて分かったのは、両院で「書いてある量が違う」ということでした。THE CLINICは麻酔の種類まで専用ページで説明し、ガーデンクリニックは痛みを抑える技術のほうを前に出しています。
- THE CLINIC:麻酔の種類まで専用ページで説明
- ガーデンクリニック:痛みを抑える技術を前面に出す説明
良し悪しの話ではありません。公式情報にない項目は、あなたがカウンセリングで聞くしかない項目だということです。
軽減の工夫を比べるなら同じ質問を各院にぶつけるのがいちばん早いので、答えの中身より、どこまで具体的に答えられるかを見てください。
- 顔に使う麻酔は何か。局所麻酔だけという選択肢はあるか
- 痛み止めは費用に含まれるか。足りなくなったら追加できるか
- 圧迫はいつまで、1日何時間の予定か
「これは普通」と「受診したほうがいい」の線引き

イメージ画像(実際の患者ではありません)
ここがこの記事でいちばん大事なところで、痛みも内出血も範囲内なら待つ症状ですが、範囲を出たら待ってはいけない症状に変わります。
5つのクリニックの公式ページで「受診すべきケース」の記載を集めたところ、共通していた異常のサインは3つでした。熱感があること、強い痛みが続くこと、そして1週間を過ぎても引かないことです。
| 見るところ | 待ってよい範囲 | 連絡したほうがいい |
|---|---|---|
| 痛み | 数日がピークで、日ごとに軽くなっていく | 生活に支障が出るほど強い(THE CLINIC)/強い痛みやしびれが続く(ジョウクリニック) |
| 熱感 | 熱感はない | 患部が熱を持っている=炎症のサイン(ガーデンクリニック/AND美容外科) |
| 期間 | 2週間程度で落ち着いていく | 1週間を過ぎても腫れが引かない(モッズクリニック) |
| そのほか | 皮膚の硬さ・突っ張り感は経過の一部 | 感染や炎症の疑い(アリエル美容クリニック)/まれな細菌感染(モッズクリニック) |
THE CLINICは「支障が出るほどの痛みが出る場合は逆に問題なので、ドクターに連絡することをおすすめします」と公式に書いています。
痛みを我慢することに価値はない、という立場です。
- THE CLINIC:支障が出るほどの痛みは連絡の対象
- 痛みを我慢する必要はないという立場
逆に、待ってよいものもあり、皮膚が硬い、突っ張るというのは拘縮という別の症状で、痛みや内出血とは原因が違います。
THE CLINICは、2〜3週間で皮膚の硬さや突っ張り感は気にならなくなることがほとんどだと説明しています。
- 痛み・内出血:数日〜2週間程度で変化していく症状
- 拘縮(皮膚の硬さ・突っ張り感):2〜3週間で気にならなくなることがほとんど(THE CLINIC公式)
拘縮を「失敗した」と受け取って焦る方は少なくありませんが、痛みや内出血と混同しないでください。硬さが続くときの見方は、拘縮の記事のほうがくわしいです。
それでも判断がつかないとき、あるいは院の対応に納得できないときは、消費生活センターに相談するという道もあります。
- 拘縮の目安:2〜3週間で気にならなくなることがほとんど(THE CLINIC公式)
- 判断に迷えば消費生活センターに相談する道もある
国民生活センターが公表している美容医療サービスの相談件数は、2024年度10,744件、2025年度7,944件でした。
- 2024年度:10,744件
- 2025年度:7,944件
- 国民生活センター公表
ただしこれは脱毛や豊胸も含む美容医療全体の数字で、脂肪吸引だけの件数ではありません。それでも、相談している人がこれだけいて、相談先があるという事実は知っておいて損がないです。
- 相談件数は美容医療全体の数字(脂肪吸引だけではない)
- 相談先があること自体は知っておいて損がない
命に関わる合併症や重大なリスクの話は、公的機関の公表資料をもとに危ないと言われる理由をまとめた記事で扱っています。この記事の範囲は、あくまで日常的に起きる痛みと内出血、そしてむくみです。
- 命に関わる合併症・重大なリスク → 危ないと言われる理由の記事
- 仕上がり・左右差・凹凸のリスク → 失敗の記事
まとめ:痛みは数日、見た目は2週間で見積もる
要点を絞ると、施術中は眠る麻酔で対応する院が多く、痛みの本番は麻酔が切れたあとの数日です。痛みは1〜2週間、内出血とむくみは2週間程度で落ち着いていく、というのが公式説明を並べた結果でした。
そして痛み止めが費用に含まれるかは院によって違うので、金額の話でもあるため契約前に必ず確認してください。
- 顔に使う麻酔の種類(静脈麻酔か、局所麻酔か、併用か)
- 痛み止めは費用に含まれるか、足りなければ追加できるか
- 圧迫はいつまで続けるか、外してよいのはいつか
休みを何日取るか迷っている方はダウンタイムの日数をまとめた記事に考え方を書いています。腫れが引かないときの確認は腫れの記事、痛みが範囲を超えたときの判断は危ないと言われる理由の記事へどうぞ。
よくある質問
顔の脂肪吸引の痛みはいつまで続きますか?
公式説明を並べると、術後2〜3日がピークで、1〜2週間かけて消えていくという見立てで一致しています(THE CLINIC/ガーデンクリニック公式・2026年9月6日確認)。ガーデンクリニックは「数日で改善することが多い」とも書いており、表現には幅があります。感じ方には個人差があり、その幅を数字で公表している院はありません。
施術中は痛いですか。麻酔は何を使いますか?
確認できた2院は、どちらも眠る麻酔(静脈麻酔)を基本にしています。THE CLINICは「点滴で眠った状態になる静脈麻酔が基本」、ガーデンクリニックは「局所麻酔と静脈麻酔を使用」「顔は静脈内鎮静法」と説明しています。局所麻酔は意識があるため、恐怖心や注入時の痛みを訴えるケースもあるとTHE CLINICは書いています。
内出血はいつ消えますか。隠せますか?
内出血は翌日ごろから2週間程度、重力に従って位置が下がります(ガーデンクリニックの顔のページ)。完全に色が抜けるまでの日数を明記した公式ページは確認できていません。隠す工夫としては、マスク・髪や襟・予定の組み方があります。THE CLINICは丸2日圧迫すれば3日目の朝からマスクなしで出勤できた例を挙げています。
痛み止めは費用に含まれますか?
院で違います。THE CLINICは消耗品・麻酔・内服薬をまとめた基本セット(会員55,000円/一般110,000円・税込/施術費とは別途必須)に内服薬が含まれ、薬が切れたら無料で追加処方も可能です。ガーデンクリニックは「多くの場合は不要。必要な場合は処方」で、痛み止めの費用の記載は痛みのページにはありません。総額で確認してください。
痛みに弱いのですが、受けられますか?
痛みの感じ方には個人差があるため、一概には言えません。判断材料になるのは、当日どの麻酔を使うか、麻酔が切れたあとの痛み止めをどう用意するか、の2点です。眠る麻酔を基本にしている院か、長時間効くタイプの麻酔薬をオプションで選べるか(THE CLINICはエクスパレルを用意と記載)を、カウンセリングで確認してください。
どのくらいの痛みなら受診したほうがいいですか?
5院の公式記載で共通していたサインは、患部が熱を持っている、強い痛みが続く、1週間を過ぎても引かない、の3つです。THE CLINICは「支障が出るほどの痛みが出る場合は逆に問題なので、ドクターに連絡することをおすすめします」と書いています。皮膚の硬さや突っ張り感は拘縮という別の症状で、2〜3週間で気にならなくなることがほとんどです。
皮膚の硬さや突っ張り感が続く方は拘縮とフェイスバンドの記事で経過の見方をくわしくまとめています。腫れが2週間を過ぎても引かない方は腫れのピークと引かないときの記事もあわせてどうぞ。
料金・条件・回復の目安は変更されることがあるため、受診前に各クリニックの公式情報を確認してください。
参照
この記事の内容は、2026年9月6日時点の次のページをもとにしています。
- THE CLINIC公式の痛み・麻酔・料金のページ
- ガーデンクリニック公式の顔の脂肪吸引ページ
- 5院の公式ページ

顔の脂肪吸引ナビ編集部
顔の脂肪吸引を検討する時に一番時間がかかるのは、クリニックごとに書き方が違う料金・保証・症例数を並べて比べる作業です。THE CLINIC・湘南美容クリニック・ガーデンクリニック・モッズクリニック・TAクリニックの公式情報と、厚生労働省・国民生活センターの公表資料を同じ形式で突き合わせ、比べやすく整理しています。

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