「顔の脂肪吸引、何日休めばいいんだろう」という問いには、手術そのものより先に立ち止まる人が多いと思います。
仕事も予定もある中で、腫れた顔のまま過ごす日が何日続くのかは、決める前にいちばん知っておきたい点です。
デスクワークなら3日、人前に立つ仕事なら1〜2週間を空けておくと予定が崩れにくい。各院の公式説明を並べた答えです。
- デスクワーク中心の仕事:3日が目安
- 人前に立つ仕事:1〜2週間が目安
- 各院公式ページの記載。
ただしこの日数、院によって「翌日」から「1週間」まで開きがあります。1院のページだけで決めると、あとで休みが足りなくなります。
6院の公式説明と国民生活センターが公表している美容医療の相談データを突き合わせて整理しました。数字と出典は、ぜんぶ明記していきます。
- 仕事に戻れるまでの日数の目安と、職種ごとの差
- 6院の公式説明を横並びにすると、目安がどこまで食い違うか
- フェイスバンド(圧迫固定)をいつまで着けるか
- マスクなしで人に会えるようになる時期
- 「◯日で治る」と読んではいけない理由。
【結論】顔の脂肪吸引のダウンタイムは、休み3日・人前は1〜2週間が目安
6院の公式説明をまとめると、必要な休みはマスクが使える職場なら翌日〜3日、マスクを外して人と向き合う仕事なら1〜2週間です。
公式ページで確認できた目安の幅が、ここまで開いています。翌日から働いている人もいれば、2週間を前提に説明する院もあります。それも事実です。どちらか片方だけが正解ではありません。
- マスクが使える職場:翌日〜3日
- マスクを外して人と向き合う仕事:1〜2週間
- 各院公式ページの記載。
まず、時期ごとに何ができるようになるかを置いておきます。THE CLINICとガーデンクリニックの公式説明をもとに整理しました。
| 時期 | 顔の状態 | できることの目安 |
|---|---|---|
| 当日〜翌朝 | 圧迫固定をしたまま過ごす | 外出は控える。仕事は休む前提で考える |
| 術後1〜3日 | 腫れ・むくみのピーク | マスクが使える職場・在宅なら復帰している人もいる |
| 術後1週間 | 腫れが落ち着き始める。抜糸の時期 | デスクワーク中心なら戻れているケースが多い |
| 術後2週間 | フェイスラインがすっきりしてくる | マスクなしでも目立ちにくくなってくる |
| 術後1〜3ヶ月 | むくみが徐々に引き、仕上がりに近づく | 写真に写る予定を入れやすい |
気をつけたいのは、この表が保証ではないところ。ここは見逃せません。THE CLINICもガーデンクリニックも、ダウンタイムの程度には個人差があるとページに明記しています。
同じ手術でも腫れの出方も引き方も人によって違うので、この記事では「◯日で治ります」とは書きません。
代わりに、どの院がどう説明しているかをそのまま並べるので、幅を知ったうえで自分の予定に当てはめてみてください。次の章では、ダウンタイムで何が起きるのかを見ていきます。
顔の脂肪吸引のダウンタイムでは何が起きるのか

ダウンタイムに出る症状は、腫れ・むくみ・内出血・痛み・拘縮の5つに分類できます。主役は日数です。それぞれ「いつ出て、いつ引くのか」だけ押さえます。
- 腫れ
- むくみ
- 内出血
- 痛み
- 拘縮。
症状ごとの詳しい中身は別の記事に分けてあります。ここでは順番に見ていきます。
腫れとむくみ:ピークは術後2〜3日
いちばん人目に関わるのが、腫れとむくみです。THE CLINICは腫れのピークを2〜3日ほどとし、そのあと1週間くらいかけて徐々に引くと説明しています。
ガーデンクリニックも公式ページで術後1〜3日をピークとしていて、ここは各院でほぼ一致します。
- THE CLINIC:腫れのピークは2〜3日
- ガーデンクリニック:腫れのピークは1〜3日
- 両院公式ページの記載。
やっかいなのはそのあとで、ガーデンクリニックは術後2〜4週間もむくみが残り、完成までは約3ヶ月という目安です。
つまり「ピークを越えた」と「腫れが引いた」は、まったく別の話なんです。腫れの出方や、顔がパンパンになる時期の過ごし方は腫れについての記事で詳しく扱っています。
ピーク(2〜3日)から仕上がりに近づくまで(1〜3ヶ月)は、単純計算で10倍以上の開きがあります。「ピークを越えた」だけで安心しないほうがいい理由です。
内出血と痛み:1週間前後がひとつの区切り
内出血は、あざのように色が変わって出ます。ガーデンクリニックは術後1週間で抜糸を行い、痛みはこの頃にはほぼ消失すると説明しています。痛みそのものより、色が残るほうが人目には響きます。
ここは個人差がとくに大きい部分です。THE CLINICも、内出血や腫れの現れ方は患者によって異なると書いています。痛みの強さや薬の使い方、色が変わっていく順番は痛みと内出血の記事にまとめました。
抜糸で「痛みが消える」ことと、「腫れがすっかり引く」ことは別の話。どちらも術後1週間あたりで語られやすいので、混同しないよう注意してください。
拘縮:腫れが引いたあとに来る
拘縮は、吸引したあとの皮膚が硬くなったり、引きつるように感じたりする症状です。出るのは、腫れが引いたあと。「治りかけたのに、また変になった」と受け取られやすい点です。
- 皮膚が硬く感じるか
- 引きつるような違和感があるか
- それは腫れが引いたあとに出てきたか。
出る時期も、落ち着くまでの期間も、個人差の幅が大きい症状です。フェイスバンドの続け方やマッサージを始める時期とも関わるので、拘縮とフェイスバンドの記事でまとめて扱っています。
ここでは「腫れが引いたら終わりではない」という点だけ、頭に入れておいてください。術後1日目から数ヶ月後まで、日を追った経過を知りたいならダウンタイムの経過をまとめた記事のほうが早いです。
仕事はいつから戻れるか|6院の公式説明を横並びにする

ここがこの記事の本題ですが、仕事復帰の目安は公式ページの記載だけでも「翌日」から「1週間程度」まで開きがあります。
1院のコラムだけを読んで「翌日から働ける施術なんだ」と受け取ると、実際の予定と噛み合いません。各院の公式ページの記載を、そのまま並べます。
| クリニック | 仕事復帰の目安(公式の記載) |
|---|---|
| THE CLINIC | マスクがつけられる職場なら翌日から可能。在宅勤務なら翌日から問題ない |
| SBC湘南美容クリニック松戸院 | 翌日から復帰している人が多いが、3日間の休みがあるとベスト |
| ジョウクリニック | 3〜5日ほど休みを取るのが理想(デスクワークは翌日〜翌々日) |
| みずほクリニック | 職種により2〜3日〜1〜2週間(デスクワーク・接客・医療教育職で分けて説明) |
| vertra clinic | 1週間の時点でデスクワークに復帰する人も多い |
| ガーデンクリニック | 仕事復帰の具体的な日数の記載なし(個人差への注意のみ) |
短いほうを取れば翌日、長いほうを取れば2週間。同じ「顔の脂肪吸引のダウンタイム」の説明です。それでも、この幅です。しかも6院のうち1院は、仕事復帰の日数そのものを書いていません。
なぜ院によってこれだけ違うのか
数字がずれているというより、「復帰」の定義が院ごとに違うと考えるほうが正確です。
THE CLINICの翌日という説明には、マスクがつけられる職場ならという条件が付いているので、隠せる前提での翌日なんです。
一方、みずほクリニックは接客・営業などの対面業務を1〜2週間程度としています。こちらはマスクなしで人と向き合う前提。前提が違うだけで、必要な日数は5倍以上変わります。
- THE CLINIC:マスクあり前提の「翌日」
- みずほクリニック:マスクなし前提の「1〜2週間」
- SBC松戸院:両方を併記した「翌日〜3日」。
SBC湘南美容クリニック松戸院の書き方が、この事情をいちばん素直に表しています。同じ公式ページに、翌日から復帰している人が多いと書きつつ、3日間の休みがあるとベストとも書いている。
戻れる日と、余裕をもって戻りたい日は別、ということです。
- その日数は「マスクあり」の前提か、「マスクなし」の前提か
- 最短で戻れる日を言っているのか、余裕をもって勧める日を言っているのか
- 職種を分けて説明しているか、ひとまとめの平均値か。
自分の場合の日数は、カウンセリングで確定させる
クリニックのページは、その院が想定する患者像に向けて書かれています。自院の平均的なケースを書くのは自然ですし、それ自体は誠実な説明です。
ただ、あなたの職場がマスクを使える環境かどうかまでは、そこには書かれていません。
- 院のページに書かれていること:自院の平均的なケース
- 院のページに書かれていないこと:あなたの職場がマスクを使えるかどうか。
だから日数だけは、診察で自分の条件に当てはめて確定させてください。聞き方は難しくありません。
「私の仕事はこういう内容で、休めるのは何日です。足りますか」。そのまま相談すれば大丈夫です。
職種別に見る「何日休むか」の決め方

休む日数は施術の内容よりも仕事の内容で決まるので、人と至近距離で向き合う時間が長いほど必要な日数は伸びます。
職種別に目安を分けて公表していたのは、6院のうちみずほクリニックとジョウクリニックの2院でした。
| 働き方 | みずほクリニックの目安 | ジョウクリニックの目安 |
|---|---|---|
| デスクワーク中心 | 2〜3日程度(症状の程度により1週間程度の休暇を推奨) | 翌日〜翌々日 |
| 接客・営業などの対面業務 | 1〜2週間程度 | 記載なし |
| 医療・教育など人前に立つ職業 | 3〜5日程度(マスクを着用できる環境の場合) | 記載なし |
| 体力仕事 | 記載なし | 1〜2週間程度 |
デスクワーク・在宅なら数日で戻れることが多い
画面に向かう時間が長い仕事なら、必要な日数はいちばん短くて済みます。みずほクリニックは2〜3日程度、ジョウクリニックは翌日〜翌々日としています。
在宅勤務ができるなら、THE CLINICは翌日からまったく問題ないと書いています。
- みずほクリニック:2〜3日程度
- ジョウクリニック:翌日〜翌々日
- 在宅勤務(THE CLINIC):翌日から可
- 各院公式ページの記載。
ただ、みずほクリニックは同じ行に「症状の程度によっては1週間程度の休暇を推奨」とも添えています。2〜3日は最短側の目安であって、全員がそこに収まるわけではありません。
休みを2日しか確保していない人は、腫れが強めに出たときに逃げ場がなくなります。
- デスクワーク組の最短:翌日
- 接客・体力仕事組の最長:2週間
- 同じ手術でも、必要な日数は最大14倍近く違う計算になる。
接客・営業と体力仕事は1〜2週間を見ておく
お客さんの正面に立つ仕事の方は、いちばん日数が必要で、みずほクリニックは対面業務を1〜2週間程度としています。
マスクで隠しきれない目の下や頬の上に内出血が出ると、距離が近いほど気づかれやすくなるためです。
- 接客・営業:内出血が見える距離で仕事をするのが理由
- 体力仕事:頭を下げる・力む動作が腫れを長引かせるのが理由
- 医療・教育職:マスクで隠せる分、中間の日数で収まる。
体力仕事も同じくらい要ります。ジョウクリニックは1〜2週間程度としていて、こちらは見た目ではなく体への負担が理由です。頭を下げる姿勢や力む動作が多い仕事は、腫れが引きにくくなることがあります。
- 体力仕事:頭を下げる・力む動作が理由で1〜2週間
- 医療・教育職:マスク使用可なら中間の3〜5日
- 両院公式ページの記載。
医療職や教育職のように、マスクを着けたまま人前に立てる仕事は中間です。みずほクリニックの公式説明では、マスクを着用できる環境なら3〜5日程度とされています。
同じ「人前の仕事」でも、マスクが使えるかどうかで倍以上変わるわけです。
接客・営業は見た目(内出血)が理由、体力仕事は体への負担が理由。同じ「1〜2週間」でも中身が違うので、無理をしていい範囲も変わります。
動かせない予定があるなら、手術日のほうを動かす
結婚式や撮影、面接などここだけは外せないという予定がある方は、休みを削って合わせるより手術日を後ろにずらすほうが確実です。
ガーデンクリニックも、ダウンタイムには個人差があるため重要なイベントの直前の手術は避けるように、と公式ページで注意しています。
- 結婚式・撮影・面接など動かせない予定がある場合
- ガーデンクリニック:重要イベント直前の手術は避けるよう案内。
逆算するなら、さきほどの表の「術後2週間」を基準にすると安全側に倒せます。
公式説明での腫れのピークは2〜3日、落ち着き始めるのが1週間。写真に写る予定があるなら、そこからもう少し余裕がほしくなります。
フェイスバンド(圧迫固定)はいつまで着けるか

イメージ画像(実際の患者ではありません)
顔の脂肪吸引では、術後にフェイスバンドで圧迫固定を行います。当日から翌朝までは外さない、というところは各院の説明がおおむね揃っています。
分かれるのは、その先です。
| クリニック | フェイスバンド着用の目安(公式の記載) |
|---|---|
| THE CLINIC | 必須は当日〜翌朝まで。翌日以降は横になるときや就寝時のみでよく、就寝時の着用は3〜7日間ほどを推奨(必須ではない) |
| SBC湘南美容クリニック松戸院 | 3日間の着用がベスト。4〜7日目は夜間も着用するとよりダウンタイムが短くなる |
| みずほクリニック | 翌日から外出時は不要。1週間程度は使用を推奨 |
| ガーデンクリニック | 術後1週間の着用を推奨 |
| ジョウクリニック | 圧迫固定を案内されることがある(日数の明記なし) |
| vertra clinic | 圧迫固定が必要(日数の明記なし) |
各院の公式ページを並べると、必ず着けるのは当日〜翌朝までという院と、1週間の着用を勧める院が同時に存在します。そして6院のうち、具体的な日数をそもそも公開していないのは2院でした。
ここは調べても答えが出ない部分なので、正直にそう書いておきます。
外して出かけていいのはいつからか
外出時に着けたままなのかは、多くの人が気になる部分です。みずほクリニックは、翌日から外出のタイミングでは不要としたうえで、1週間程度は使用を推奨しています。
家では着ける、出かけるときは外す、という運用です。
- みずほクリニック:外出時は翌日から不要、1週間程度は使用を推奨
- 家では着ける、出かけるときは外すという運用。
THE CLINICも考え方は近く、翌日以降は横になるときや就寝時のみでよい、という案内です。そのうえで、就寝時だけなら3〜7日間くらい続けると楽になるとすすめていますが、こちらは必須ではありません。
つまり外に出られない期間は当日から翌朝までで、そこから先は夜だけの話になります。
「フェイスバンドがあるから外を出歩けない」期間そのものは、実質1日(当日〜翌朝)だけ。そこから先は、夜や横になるときに着けるかどうかという運用の話に変わります。
長く着ければ早く終わるのか
そう読める記載はあり、SBC湘南美容クリニック松戸院の公式説明では3日間の着用がベスト、という書き方です。
そのうえで、4〜7日目も夜間に着用するとよりダウンタイムが短くなると説明しています。日中は外していい院が多いので、夜だけ続けるのは無理のない範囲だと思います。
- 0〜3日目:日中・夜間とも着用がベスト
- 4〜7日目:夜間だけ着用を続けるとより短縮
- それ以降:担当医の指示に従う。
ただ、これを「長く着けるほどいい」と広げて自己判断するのは違うもので、圧迫の強さや期間は術式や取った量でも変わります。
渡された指示より長く続けていいかは担当医にしか判断できないので、もらった説明の紙があなたにとっての正解です。
人に会えるようになるのはいつか|マスクとメイクで隠せる範囲

仕事に戻れる日と、隠さずに人と会える日は違います。検索するときに「ダウンタイムがバレたくない」という言葉が並ぶのは、本当に知りたいのが後者だからだと思います。
ここを正面から書いている院のページは、ほとんど見かけません。
目安から先に置くと、マスクありなら数日、マスクなしで自然に見えるのは2週間前後です。
- マスクありなら数日で目立ちにくい
- マスクなしで自然に見えるのは2週間前後が目安。
THE CLINICは公式のFAQで、丸2日(48時間)圧迫すれば3日目の朝からマスクなしで出勤できた例を挙げています。
一方で、フェイスラインがすっきりするのは2週間目だとしています。同じ院の説明の中に、両方の日数があるわけです。
- マスクあり:3日目の朝から出勤できた例あり
- マスクなし:2週間目にフェイスラインが落ち着く。
マスクで隠れる場所と、隠れない場所がある
覆えるのは、鼻から下です。あご下やフェイスラインの腫れは隠せます。
けれど、頬の上のほうや目の下に内出血の色が出ると、マスクでは隠しきれません。顔のどこを吸引したかで、隠せる度合いが変わるということです。
あご下だけの人と、頬まで含めて吸引した人では、人に会える時期は同じになりません。
自分が吸引する範囲だとマスクでどこまで隠せそうか、カウンセリングで聞いておくと予定が立てやすくなります。
「頬まで吸引しますか」と範囲を先に伝えたうえで、「マスクでどこまで隠れますか」と聞くと、答えがより具体的になります。
メイクでカバーできる時期は医師に確認する
内出血をメイクで隠したくなるのは自然なことですが、始めていい時期を自己判断で決めないでください。
ガーデンクリニックの説明では抜糸は術後1週間ごろなので、それまでは傷口まわりを触る行為そのものを避ける必要があります。
- 抜糸の目安:術後1週間ごろ
- それまでは傷口まわりに触れない。
顔全体のメイクをいつから再開できるかも、傷の位置と治り方で変わります。ここは各院の術後指示に従うのがいちばん確実です。「いつからメイクできますか」は、必ず聞いておきたい質問のひとつです。
抜糸の目安(1週間)より前にメイクを始めると、傷口に触れるリスクが出ます。「メイク解禁日」は抜糸日とセットで確認しておくと二度手間になりません。
隠す工夫より、予定を入れないほうが早い
言い訳を考えたり、隠し方を工夫したりする方向で悩んでいる人は多いはずです。
ただ、公式説明で腫れがいちばん強いとされるのは術後2〜3日。その時期に人と会う予定を入れないほうが、結果的にずっと楽になります。
金曜に手術して土日をはさむ、連休の初日に入れる。手術日のほうを動かせば、隠す必要のある日数はかなり減らせます。THE CLINICも、土曜に手術して月曜から復帰したケースを例に挙げています。
ダウンタイムを長引かせないための過ごし方と注意点

イメージ画像(実際の患者ではありません)
ダウンタイムを一気に短くする裏技のようなものは、公式ページには見当たりません。書かれているのは地味なことばかりです。
ただ、その地味なところで差がつくのも事実なので、確認できた範囲を整理しておきます。
圧迫固定を、指示された分だけ続ける
効きそうなのは、これです。SBC湘南美容クリニック松戸院は公式ページで、4〜7日目に夜間も着用するとダウンタイムがより短くなると説明しています。
反対に、うっとうしいからと初日に外してしまうのは避けたいところ。当日から翌朝までを必須としている院が複数あります。ここは我慢のしどころです。
- 圧迫固定は指示された日数まで続ける
- 初日に自己判断で外さない。
術後1週間の予定を、先に空けておく
これは段取りの話で、予定を詰めた状態で腫れが強く出ると無理をして出かけることになり、体も休まりません。
ガーデンクリニックが重要なイベントの直前を避けるよう促しているのも、同じ理由だと読めます。
抜糸の通院も1週間前後に入るので、手術の日だけでなく通院日も含めて休みを組んでおくと慌てずに済みます。
手術日だけでなく、抜糸の通院日(術後1週間前後)もカレンダーに先に入れておくと、当日になって慌てずに済みます。
自己判断でマッサージやセルフケアを始めない
拘縮を早く柔らかくしたくて、自分でマッサージを始めたくなる時期が来ます。
ただ、開始していい時期も力の入れ方も、院の指示で変わる部分です。早すぎるタイミングで触るのは勧められません。セルフケアの具体的なやり方は拘縮の記事に分けています。
- マッサージを始めていい時期:院の指示で変わる
- 早すぎるタイミングで触るのは避ける。
冷やすか温めるか、お酒やタバコをいつから再開していいか。この手の細かい指示は、今回参照した各院の公開ページでは統一された基準までは載っていません。
術後に渡される説明書と担当医の指示が優先なので、ネットの情報で上書きしないでください。
- フェイスバンドは何日目まで、1日何時間着けるのか
- 入浴・洗顔・洗髪はいつから、どこまでしていいのか
- マッサージを始めていい時期と、力の入れ方
- 腫れや痛みが強いとき、どのタイミングで連絡すればいいのか。
「◯日で治る」と読まないために|個人差・院差との付き合い方

ここまで並べてきた日数は、すべて目安です。断定はできません。THE CLINICもガーデンクリニックも、程度には個人差があると自分たちのページに明記しています。
施術を提供する側が個人差を強調しているという事実は、そのまま受け取っておいたほうがいいと思います。
- THE CLINIC:ダウンタイムの程度には個人差があると明記
- ガーデンクリニック:症状の出方や落ち着くまでの期間には個人差があると明記。
期待と実際がずれたときに何が起きるか
国民生活センターに寄せられた美容医療サービスの相談件数は2023年度が6,281件、2024年度が10,744件、2025年度が7,944件です。
2026年度は5月31日時点で735件。前年の同じ時期の910件を下回っています。
- 2023年度:6,281件
- 2024年度:10,744件
- 2025年度:7,944件
- 2026年度5月末時点:735件。
この数字は脱毛や豊胸も含む美容医療全般のもので、顔の脂肪吸引だけを取り出した件数ではありません。
それでも、年に数千件から1万件規模の相談が寄せられている領域です。事前の説明と実際のずれは、相談の入り口になりやすい部分です。
- 相談件数は美容医療全体のもので、脂肪吸引だけの実数ではない
- 脂肪吸引単独の相談件数は、そもそも公表されていない
- 数字の大きさより「範囲が広い数字である」という前提を忘れないこと。
症例写真や経過写真では、自分の日数は測れない
術後◯日目という写真を見比べて、自分の日数を予測したくなりませんか?
ただ、写真1枚から分かるのはその人のその日の状態だけで、吸引した量も部位も体質もあなたとは違います。
写真1枚が教えてくれるのはその人のその日の状態だけで、部位・量・体質という3つの変数が違えば同じ日数にはなりません。
厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、誤認させるおそれのある治療前後の写真は広告として認められないとされています。
患者の主観的な体験談を載せることも同じように認められていないので、写真ではなく日数の幅と個人差のほうを材料にしてください。
クリニック選びでは、日数の説明の仕方を見る
説明の丁寧さは、院によってかなり違いました。職種別に分けて書いている院もあれば、仕事復帰の日数にまったく触れていない院もあります。
職種別に分けて説明している院ほど、実際の患者からの質問に答えてきた蓄積があると読めるので、書き方そのものが情報のひとつです。
短い日数を強調する説明より、条件と個人差をセットで話してくれる説明のほうが、あとで困りません。クリニック選びの基準や、医師ごとの違いをどう見るかはクリニックと医師の選び方に集約しています。
まとめ:日数の目安と、決める前に確認すること
6院の公式説明を横並びにすると、顔の脂肪吸引のダウンタイムはマスクが使える環境なら翌日〜3日、人前に立つ仕事なら1〜2週間が目安です。
公式説明から見えた全体像は、腫れのピークが術後2〜3日、落ち着き始めるのが1週間、フェイスラインがすっきりしてくるのが2週間目、仕上がりに近づくのが1〜3ヶ月というものでした。
- 術後2〜3日:腫れのピーク
- 1週間:落ち着き始め
- 2週間目:フェイスラインがすっきり
- 1〜3ヶ月:仕上がりに近づく。
そのうえで、いちばん伝えたいのはここです。同じ施術なのに、公式ページの目安だけでも「翌日」から「1週間」まで開きがある。だから、どこか1院の数字をそのまま予定表に書き写すのは危ないんです。
- 自分の仕事と休める日数を伝えたうえで、足りるかどうか
- フェイスバンドを何日目まで、1日何時間着けるのか
- 吸引する範囲だと、マスクでどこまで隠せそうか。
この3つに具体的な答えが返ってくるなら、予定は組めます。
日を追った経過をもっと細かく知りたい人はダウンタイムの経過をまとめた記事へ。受けるかどうかから迷っている人は、やめた方がいいと言われる理由の記事が先に読む記事です。
よくある質問
顔の脂肪吸引のダウンタイムは何日ですか?
腫れのピークが術後2〜3日、落ち着き始めるのが1週間、フェイスラインがすっきりしてくるのが2週間目、仕上がりに近づくのが1〜3ヶ月というのが公式説明から見た目安です。ただし程度には個人差があると各院が明記しているため、この日数で必ず終わるという読み方はしないでください。
顔の脂肪吸引をしたら仕事は何日休まないといけないですか?
公式ページの目安は、THE CLINICがマスクを使える職場なら翌日から、SBC湘南美容クリニック松戸院が3日間の休みでベスト、ジョウクリニックが3〜5日、みずほクリニックが職種により2〜3日から1〜2週間でした。デスクワークなら3日、対面業務なら1〜2週間を目安に、自分の職場の条件を診察で伝えて確定させてください。
顔の脂肪吸引後、顔はパンパンになりますか?
腫れとむくみは避けられません。THE CLINICが腫れのピークを術後2〜3日、ガーデンクリニックが術後1〜3日としています。ガーデンクリニックは術後2〜4週間もむくみが残ると説明しており、ピークを越えたあとも完全に元通りではない期間が続きます。腫れの出方や強さの個人差については、腫れについての記事で詳しく扱っています。
フェイスバンドは何日着けますか?
当日から翌朝までは外さない点は各院共通に近いのですが、その先は分かれます。SBC湘南美容クリニック松戸院は3日間がベストで4〜7日目は夜間も着用、みずほクリニックとガーデンクリニックは1週間程度としています。THE CLINIC公式は翌日以降は横になるときや就寝時のみでよいとしたうえで、就寝時の着用は3〜7日間ほどをすすめています(必須は当日〜翌朝までで、3〜7日間は「おすすめ」の位置づけです)。6院のうち2院は具体的な日数を公開していないため、実際の日数は担当医の指示に従ってください。
ダウンタイム中にやってはいけないことはありますか?
自己判断でフェイスバンドを早く外すこと、指示より早くマッサージを始めること、腫れが強い時期に予定を詰め込むことは避けたい行動です。冷却や飲酒・喫煙の可否といった細かい指示は院ごとに案内が異なり、公開ページでは統一された基準は載っていません。術後に渡される説明書と担当医の指示を優先してください。
どのくらいで完成しますか?
ガーデンクリニックは完成までの期間を約3ヶ月、THE CLINICは1〜3ヶ月で最終的に完成するとしています。腫れが引いたあとに拘縮が出る時期もあるため、見た目の変化が落ち着くまでには数ヶ月かかると考えておくのが現実的です。時期ごとの変化は、ダウンタイムの経過をまとめた記事にあります。
内容は変更されることがあるため、受診前に各クリニックの公式情報を確認してください。
参照
この記事の日数と条件は、2026年9月6日時点の次のページをもとにしています。
- THE CLINIC公式サイトのダウンタイムのページ
- ガーデンクリニック公式サイトのダウンタイムのページ
- みずほクリニック公式サイトのダウンタイムのページ
- ジョウクリニック公式サイトのダウンタイムのページ
- SBC湘南美容クリニック松戸院の公式ページ
- vertra clinic公式サイトのダウンタイムのページ

顔の脂肪吸引ナビ編集部
顔の脂肪吸引を検討する時に一番時間がかかるのは、クリニックごとに書き方が違う料金・保証・症例数を並べて比べる作業です。THE CLINIC・湘南美容クリニック・ガーデンクリニック・モッズクリニック・TAクリニックの公式情報と、厚生労働省・国民生活センターの公表資料を同じ形式で突き合わせ、比べやすく整理しています。

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