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韓国で顔の脂肪吸引を受ける前に確認すること

韓国で顔の脂肪吸引を受けようかと迷っている方は、いちばん心を動かされるのが、日本より安く見える手術費の表示です。

安く見えるのは手術費だけを並べているからで、渡航費・滞在費・通訳・帰国後の再診まで足すと差はかなり縮みます。

しかも韓国メディアのニュシスによると、外国人観光客向けの美容整形にかかる付加価値税還付の特例は2025年12月31日で終わりました。還付を前提にした予算は、もう組めません。

  • 手術費以外にかかる費用:渡航費・滞在費・通訳・帰国後の再診
  • 付加価値税還付の特例:2025年12月31日で終了(韓国メディア・ニュシスの報道)

もうひとつ、値段より先に見ておきたいのは、修正やトラブルが起きたときの動き方です。

日本側の相談窓口が、海外での美容医療をどう扱っているか。厚生労働省が公開している美容医療の注意喚起サイトをはじめ、各ページの内容をここから書いていきます。

この記事でわかること
  • 韓国の手術費に入っていない費用と、総額の考え方
  • 修正・再手術が要るときに変わること(再渡航・費用の負担・対応の範囲)
  • 日本の公的機関が海外での美容医療をどこまで扱っているか(実際に確認した結果)
  • 韓国側の医療紛争の窓口と、日本語での案内があるかどうか
  • 帰国後の通院と、国内クリニックの保証がどこまで効くか
目次

【結論】韓国で顔の脂肪吸引を決める前に確認したい5つのこと

韓国で受けるかどうかは、手術費の安さでは決まりません。総額とうまくいかなかったときの動き方、この2つで判断するのが現実的です。

逆に言えば、その2つに納得できる答えがもらえるなら渡韓という選択が悪いわけではないと、ここは最初に書いておきます。

  • 総額で判断する(手術費だけでなく渡航費・滞在費・通訳・再診を含めた金額)
  • うまくいかなかったときの動き方も、渡航前に確認しておく

確認したいことを5つに絞ったので、渡航を迷っている方はメールやチャットで文字にして答えをもらってください。

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確認すること見るポイントこの記事で扱う場所
総額に何が入っているか手術費のほかに渡航費・滞在費・通訳・帰国後の再診が要る「安い」に入っていないもの
修正が要るときの扱い再渡航が要るか・費用は誰が持つか・いつまで対応するか修正やトラブルが起きたとき
相談できる窓口日本側の窓口があるか/韓国側の制度と対応言語公的機関の扱い/K-MEDI
帰国後の通院腫れと拘縮の期間を、どこで診てもらうか帰国後のダウンタイムと通院
国内で受けた場合との差保証の条件・通いやすさ・総額の内訳国内で受ける場合と比べる材料

この5つは韓国が危ないという話ではなく、制度と距離が違うので確認する項目が変わるというだけのことです。

順番に開いていきます。

韓国で顔の脂肪吸引が選ばれる理由|安さ・症例数・メニューの広さ

ノートパソコンで韓国の顔の脂肪吸引について情報を調べる女性
イメージ画像(実際の患者ではありません)

韓国が選ばれる理由は、手術費の安さ・症例の多さ・メニューの広さに集約されます。韓国のクリニック公式も予約プラットフォームも、書き手の立場が違ってもほぼ同じ言い方をしていて、ここはあまりぶれません。

「安い」と言われるのは手術費の話

いちばん強い動機はやっぱり価格で、日本の表示と並べると頬やあご下ひと部位の手術費が明らかに低く見えることがあります。

ただ、比べているのは手術費どうしなんです。日本で受けるときも麻酔代やアフターケアが別に乗ることがあるため、そもそも同じ土俵ではありません。

  • 手術費:頬やあご下ひと部位で日本より低く見えることがある
  • 麻酔代・アフターケア:日本では別に乗ることがあり、単純比較はできない

国内の料金がどんな内訳になっているかは、顔の脂肪吸引の料金を総額で比べた記事に整理しています。

症例数の多さと、メニューの細かさ

「症例が豊富」「技術力が高い」という言い方も定番です。顔まわりを細かくメニュー化している院は多く、頬・あご下・こめかみを別々に選べることもあります。

自分の顔に合う組み合わせを探したい方は、選択肢が多いことがむしろ好材料になるということです。

症例数の「豊富さ」を確認する2点
  • 顔だけの件数か、院全体の件数か
  • 期間はいつからの件数か

ここまで書いてある紹介ページは日本でも韓国でも多くないので、数字の大きさだけで決めないでください。

ひと呼吸おいていい場面です。

「観光しながら回復できる」という売り文句の裏側

渡韓を勧める文章には、ダウンタイムを観光や食事で楽しく過ごせるという表現がよく出てきます。滞在中に抜糸まで済ませられる、という案内もあります。

ここで抜けやすいのが帰国してからの時間で、腫れが引いたあとには皮膚が硬く感じる拘縮の時期が続きます。

  • 滞在中に終わるのは初期の腫れまで
  • そのあとに皮膚が硬く感じる拘縮の時期が続く
  • 輪郭が落ち着くまでは、さらに月単位でかかる

輪郭が落ち着くまでは、さらに月単位でかかります。

滞在の数日でダウンタイムが終わるわけではありません。楽しく過ごせるかどうかは、そのあとの時間のほうが大きいので、ここは正直に書いておきます。

メリットとして語られる3点を、そのまま受け取らないために
  • 「安い」=手術費のこと。総額で並べ直すと差は縮む
  • 「症例が豊富」=顔だけの件数か、院全体の件数かを聞く
  • 「滞在中に回復」=滞在で終わるのは初期の腫れまで

「安い」に入っていないもの|韓国で受けるときの総額の内訳

海外での施術に向けてスーツケースに荷物を詰める女性
イメージ画像(実際の患者ではありません)

韓国で受けるときの総額は手術費だけでは終わらず、渡航費と滞在費、それに通訳や帰国後の再診がのっていきます。

手術費はあくまで入り口です。

国内のクリニックのコラムは、これを「隠れたコスト」と呼んでいます。見積もりの数字だけで予算を組んでしまう人が、それだけ多いということです。

総額に乗ってくる項目を並べる

まずは一覧にしますが、金額は時期や滞在日数で大きく動いてしまうので、ここでは何にお金がかかるかだけを並べました。

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項目韓国で受ける場合日本国内で受ける場合
手術費見積もりに出てくる金額。ここだけが比較されやすい院により麻酔・薬・圧迫着が別のことがある
渡航費・滞在費往復の航空券と宿泊。術後は移動しづらく、延泊の余地も要る不要(通院の交通費のみ)
通訳・コーディネート院が用意する場合と、別料金の場合がある不要
現地での追加費用診察後に術式や範囲が変わると金額が動くことがある診察後に変わりうる点は同じ
帰国後の再診受け入れ先を自分で探すことになる術後の再診が保証に含まれる院がある
修正が要ったときの費用再渡航の費用が上乗せされる条件つきで保証の対象になる院がある

韓国側で増えるのは「移動」と「言語」にかかわるものです。やっかいなのはここ。手術そのものの値段より、あとから付いてくるお金のほうが読みにくいんです。

だから見積もりは、滞在ぜんぶの合計で作ってください。

付加価値税の還付は、韓国メディアによると2025年12月末で終わっている

費用の見通しに直接ひびくのが、付加価値税の還付です。韓国メディアのニュシスによると、この特例は医療観光を後押しする目的で2016年4月に導入されました。

  • 2016年4月:付加価値税還付の特例を導入(韓国メディア・ニュシスの報道)
  • 2025年12月31日:延長せず終了(ニュシス・メトロソウルの報道)

ニュシスとメトロソウルの報道によると、企画財政部は導入の目的を十分に達成したと判断し、2025年12月31日をもって適用期限を延長しない方針を示しました。複数の韓国メディアが、同じ内容を伝えています。

ここは韓国メディア2社の報道を突き合わせた内容で、韓国政府の公式ページを直接確かめたものではありません。

少し前に書かれた記事には還付が使える前提のものも残っているので、還付を織り込んだ予算にしないでください。

見積もりをもらうときに、文字で残しておきたいこと
  • 提示された金額に、麻酔・薬・圧迫着・術後の処置が含まれるか
  • 現地の診察で術式や範囲が変わったとき、金額はどう変わるか
  • 通訳やコーディネートの費用は、手術費に含まれるか別か
  • 帰国後に再診が要るときの費用と、その受け方

費用の話をするなら、リスクもセットで見ておくことが自由診療を選ぶときの前提です。

顔の脂肪吸引には、腫れや内出血、左右差や凹凸、取りすぎによる頬のこけ、拘縮といった副作用があります。

医学的な中身は顔の脂肪吸引の危険性をまとめた記事で扱っているので、費用と一緒に読むと全体像がつかめます。

韓国で提案される施術部位と施術方法|日本と大きくは変わらない

顔の脂肪吸引と名前が混ざりやすいバッカルファット・メーラーファットの違い

韓国のクリニックが挙げる施術部位と施術方法は、日本のものとほとんど重なります。頬・あご下(二重顎)・こめかみという区分けも、機器名の並びも同じです。

よく出てくる施術部位の呼び方

顔まわりのメニューでは、脂肪吸引と別の施術が同じページに並んでいることがあります。名前が似ていて混ざりやすいので、そこだけ整理しておきます。

  • 二重顎(あご下):あごの下の皮下脂肪。顔の脂肪吸引でいちばん相談が多い部位
  • バッカルファット:頬の奥にある深い脂肪のかたまり。口の中から取り出す施術で、皮下脂肪を吸う脂肪吸引とは取る層が違う
  • メーラーファット:目の下から頬にかけての脂肪。日本語のページでは「目の下のふくらみ」と説明されることもある

提案されたのが脂肪吸引なのか別の施術なのかは、渡航前に確かめておく項目です。

取る層が違えば、腫れ方も回復の期間も変わります。

施術方法・機器名はどう見ればいいか

施術方法や機器名は、ベイザー脂肪吸引をはじめ、聞き慣れないカタカナがいくつも出てきます。日本ではあまり見かけない機器名が並ぶこともあります。

ただ、機器の名前で仕上がりが決まるわけではありません。顔は面積が小さくミリ単位の調整が要る部位なので、どの機器を使うかより誰がどれだけ取るかで結果が変わります。

  • 機器名より「どの層をどれくらい吸うか」が仕上がりを左右する
  • 左右差が出たときの対応も、渡航前に確認しておく

だから聞くべきは、名前より中身のほうです。どの層をどれくらい吸うのか。左右差が出たらどうするのか。

医師を比べたい方は、この2つに具体的に答えてもらえるかどうかで院の姿勢がだいたい見えます。

修正やトラブルが起きたとき、何が変わるか|アフターケアと再渡航

顔の脂肪吸引で修正が必要になったときの動線図

韓国で受けたときにいちばん変わるのは、術後フォローの体制です。国内なら電車で行ける距離が、航空券と休みを用意しないと届かない距離になります。

渡韓のデメリットとして最初に挙がる注意点もここで、費用の話よりこちらのほうが重いと思います。

修正が要るときは、もう一度渡韓することになる

左右差や凹凸が出たときにまず診るのは執刀した医師で、どこをどれだけ取ったかを知っているのはその医師だけだからです。

経過を知っているのは執刀医だけ
  • どこを・どれだけ取ったかを把握しているのは執刀した医師だけ
  • 顔の仕上がり評価は、半年ほど経ってから判断するのが基本

つまり修正の相談は、渡韓し直すところから始まります。しかも顔のときは、修正するかどうかを仕上がりが落ち着いてから決めるのがふつうです。

半年ほど待って、もう一度飛ぶ。そんな段取りになりがちです。

手術費は院が持つのか、渡航費は誰の負担かを渡航前に文字で確かめておくと、話が早くなります。

日本の医療機関でできること・できないこと

帰国後に腫れが強い、痛みが引かないというときは日本の医療機関を受診することになり、急を要する状態なら当然そちらが先です。

ただ、他院で受けた施術の経過を診るには、どこをどの術式でどれだけ吸ったかという情報が要ります。

  • 他院の経過を診るには、部位・術式・吸引量の記録が要る
  • 記録が韓国語だけ・手元に無いと、受け入れ側は材料を欠いた状態になる

手術の記録が韓国語だけだったり手元に無かったりすると、受け入れる側は材料を欠いた状態から始めることになります。

だから渡航前に、手術記録を日本語か英語で受け取れるか、退院時か後日メールかを聞いておいてください。

ここまで聞いておく人は、正直あまり多くありません。

渡航前に、文字で聞いておきたいこと
  • 修正が要るとき、手術費と渡航費はそれぞれ誰が負担するか
  • 修正の相談を受け付ける期間はいつまでか
  • 手術記録を、どの言語で・いつ受け取れるか
  • 帰国後に不安が出たとき、日本語で連絡できる窓口があるか

失敗と呼ばれる状態がどんなもので、どこまで戻せるのかは、顔の脂肪吸引の失敗と修正を整理した記事にまとめています。

日本の公的機関は海外での美容医療をどこまで扱っているか

日本の公的機関4つで海外の美容医療への言及を確認した結果

日本の公的機関が出している美容医療の注意喚起は、どれも国内向けの内容でした。海外での美容医療にしぼった窓口は、見つけられませんでした。

ここは「窓口が存在しない」と言い切れる話ではなく、おもだったページを開いて探したかぎりでは見つからなかったという意味です。

  • 国民生活センター
  • 消費者庁
  • 厚生労働省 特設サイト
  • 越境消費者センター(CCJ)

実際に見たページを、そのまま挙げておきます。

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確認したページ書かれていた内容海外での美容医療の記載
国民生活センター「美容医療サービス」国内の相談件数・傾向・トラブル事例確認できず
消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口」国内での確認事項と相談窓口(消費者ホットライン188など)確認できず
厚生労働省 特設サイト(美容医療の注意喚起)国内向けの12のトラブル事例と施術前チェックリスト確認できず
越境消費者センター(CCJ)相談事例一覧海外通販・海外取引の相談事例14件(詐欺的な通販・模倣品・不正課金ほか)美容医療の事例は確認できず

国内向けの資料は、それでも読む価値がある

厚生労働省の特設サイトには、不十分な説明や強引な勧誘など12のトラブル事例と、施術前のチェックリストが載っています(厚生労働省公式)。

中身は国内向けですが、契約の前に何を確かめておくかという見方は渡韓するときでもそのまま使えます。

  • 厚生労働省 特設サイト:12のトラブル事例とチェックリスト(厚生労働省公式)
  • 消費者庁:相談先として消費者ホットライン188を案内(消費者庁公式)

消費者庁のページでは、相談先として消費者ホットライン188が案内されています(消費者庁公式)。

国民生活センターの美容医療サービスのページにも国内の相談の傾向がまとまっていましたが、どちらも日本で受けるときのことしか書かれていません。

  • 国民生活センター:国内の相談傾向を掲載。海外の記載は確認できず
  • 越境消費者センター(CCJ):海外取引全般が対象。美容医療の事例は確認できず

海外での取引ぜんぶを見る窓口としては、越境消費者センター(CCJ)がありますが、公開されている相談事例は海外通販や不正課金、ホテル予約が中心でした。

美容医療の事例は、確認した一覧には入っていません。

つまり渡韓して受けた施術で困ったとき、日本側に「まずここ」と言える専用の窓口は見当たらず、韓国の是非ではなく制度の空白の話です。

韓国側の相談先|韓国医療紛争調停仲裁院(K-MEDI)と言語の壁

日本と韓国K-MEDIの相談窓口と言語対応の差

韓国には、医療事故や医療紛争を扱う公的な機関があります。韓国医療紛争調停仲裁院(K-MEDI)です。

所管は韓国保健福祉部です。「医療事故被害救済及び医療紛争調停等に関する法律」にもとづいて設置された機関です(韓国保健福祉部およびK-MEDI公式・2026年9月6日確認)。

外国人にも適用される

大事なのは、韓国の人だけの制度ではないというところで、ここは見落とされがちです。

この法律の適用対象は、自国民だけでなく外国人も含みます(韓国保健福祉部の公式サイト)。

  • 根拠法の対象:自国民だけでなく外国人も含む(韓国保健福祉部公式)
  • 確認日:2026年9月6日

外国人患者の医療事故にも適用できるようにする、という趣旨です(韓国保健福祉部公式)。日本から渡って受けた施術も、しくみのうえでは対象になりうるということです。

K-MEDIの基本情報
  • 所管:韓国保健福祉部
  • 根拠法:医療事故被害救済及び医療紛争調停等に関する法律
  • 対象:外国人も含むと公式に明記

日本語の案内が見つからないという壁

ただ、使えるかは別の話です。K-MEDIの公式サイトにある外国語のページは英語と中国語だけです。

日本語のページは、見つけられませんでした(K-MEDI公式)。相談センターの電話番号は公開されていますが、対応する言語までは書かれていません。

  • K-MEDI公式サイトの外国語ページ:英語・中国語
  • 日本語ページ:確認できず

だから、日本語だけで手続きが進むとは思わないでおいたほうが安全です。

制度は開かれているのに案内が届く言語は限られていて、ここが渡韓して受けるときのいちばん実務的なハードルだと思います。

トラブルのときに英語で書類をやり取りできるか、それを代わりにやってくれる人がいるかを、渡航前に見通しを立てておいてください。

相談先の違いを一言でいうと
  • 日本側:海外での美容医療にしぼった窓口は、探した範囲では見当たらない
  • 韓国側:K-MEDIという制度があり、外国人にも適用されると公式に明記されている
  • ただしK-MEDI公式サイトの外国語ページは英語と中国語で、日本語のページは確認できなかった

帰国後のダウンタイムと通院|国内の保証も無条件ではない

国内クリニック4院の脂肪吸引の保証に付いている条件の図解

顔の脂肪吸引のダウンタイムは帰国してからのほうが長く感じますが、それは腫れが引いたあとに皮膚が硬く感じる拘縮の時期が続くからです。

滞在中に終わるのは最初の山だけで、輪郭が落ち着くまでは日本で過ごすことになります。

帰国後に「どこで診てもらうか」が空白になりやすい

腫れの引き方が想像と違う。片側だけ硬いこともあります。圧迫着はいつまで着けるのかといった小さな不安は、術後しばらく続きます。

国内で受けていれば、こうした相談は執刀した院の再診で片づきますが、渡韓して受けるとその受け皿が手元にありません。

  • 国内で受けた場合:執刀した院の再診で相談できる
  • 渡韓して受けた場合:帰国後の受け皿が手元にない

チャットで写真を送って答えをもらう形になり実際に触って診てもらう機会は減るので、渡航前が不安な方は「帰国後の通院をどうするか」を考えておくといいです。

あとから探すと、選べる先はぐっと狭くなります。

国内クリニックの保証を横並びにすると、条件が付いている

では日本で受ければ無条件で守られるのかも、正直に書いておきます。

公式サイトで条件を確かめられた4院を並べると、条件の付かない保証は1つもありませんでした(各院公式)。

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クリニック公表されている保証の内容付いている条件
THE CLINIC術後1年間、再診察・処置・薬の処方が無料デザイン調整は6ヶ月以上経過後に担当医の判断で実施(脂肪吸引の施術のみ)。アフターケア施術は適応外
湘南美容クリニック安心保証制度(左右差の修正・取り残しの修正・傷痕の治療)。施術代金は無料麻酔代・オプション代は別途。写真撮影を拒否した場合や、施術日から体重が1kg以上増えた場合は対象外。再施術は施術日から半年以降
モッズクリニック保証期間は術後1年間。再手術は麻酔代のみ負担施術半年〜1年後の間で、大幅な体重増減が無いこと
TAクリニックTAC安心保証制度(公式の「体の脂肪吸引」ページで確認)保証期間1年・体重1kg増で対象外。顔の脂肪吸引に同じ条件が適用されるかは公式ページで確認できず

術後1年間は再診察・処置・薬の処方が無料です。

ただしデザイン調整は6ヶ月以上たってから担当医が判断する形で、アフターケア施術は適応外なので、無条件ではないということです。

  • THE CLINIC:デザイン調整は6ヶ月以上経過後に担当医が判断
  • 湘南美容クリニック:体重1kg以上増で対象外(各院公式)

湘南美容クリニックは体重が1kg以上増えると対象外になりますし、モッズクリニックも体重の増減が条件に入っています(各院公式)。

TAクリニックは、公式の「体の脂肪吸引」ページで保証期間1年という条件を確かめられました。顔の脂肪吸引にも同じ条件が当てはまるかは、公式ページからは読み取れません。

ここに並べたのはいずれも各院が自院の脂肪吸引について公表している条件で、国内に戻れば無条件の安心が待っているという話ではありません。

だからこそ、どちらで受けるにしても、保証の期間と対象は契約の前に書面で確かめるのが前提です。

国内で受ける場合と比べる材料|日本国内クリニックとの違い

クリニックのカウンセリングルームで医師と話す女性
イメージ画像(実際の患者ではありません)

韓国と日本国内クリニックの比較は「技術が高いのはどちらか」を決める作業ではなく、距離と制度の違いを費用と時間に換算する作業です。

腕の良い医師も、そうでない医師も、どちらの国にもいるということは、避けずに書いておきます。

同じ土俵で並べるための5項目

比べるときは次の5つで揃えると差がはっきりし、手術費だけを見ないための項目でもあります。

  • 総額:手術費に麻酔・薬・圧迫着・渡航費・滞在費・通訳を足した合計で見る
  • 再診の回数と距離:術後に何回、どこへ行くことになるか
  • 修正の条件:いつまで・誰の負担で・どこまで対応するか
  • 記録の受け取り:手術記録をどの言語で、いつもらえるか
  • 相談の言語:困ったときに何語でやり取りすることになるか

信頼できる医師かどうかは、国籍では決まらない

医師選びで見るところは、韓国でも日本でも同じです。もたつきの原因が脂肪なのかたるみなのかむくみなのか、そこを診てから話をしてくれるかどうかです。

医師を見極める2つの質問
  • 取る量の考え方を、自分の顔について説明してくれるか
  • 向いていない可能性も、口にしてくれるか

「できます」としか返ってこない医師は、いったん保留でいいと思います。

この見方をもっと細かく分けたものは、顔の脂肪吸引が上手い医師の選び方にまとめています。

国内で複数の院を回って比べたい人は、東京で顔の脂肪吸引を受けられるクリニックと大阪の顔の脂肪吸引クリニックも、候補の作り方の参考になります。

国内で1院だけ話を聞いてみるという選択
  • 渡韓を決める前に、無料カウンセリングで国内1院だけ話を聞いてみる
  • 比べる相手があると、韓国側の見積もりの読み方も変わってくる

まとめ:韓国で顔の脂肪吸引を決める前に

韓国で顔の脂肪吸引を受けるかどうかは、手術費ではなく総額で決めてください。渡航費・滞在費・通訳・帰国後の再診まで足すと、最初に見た金額とはだいぶ景色が変わります。

付加価値税還付の特例も、韓国メディアの報道によると2025年12月31日で終わっているため、還付を前提にした計算はもう成り立ちません。

  • 手術費以外の費用:渡航費・滞在費・通訳・帰国後の再診
  • 付加価値税還付特例:2025年12月31日で終了(韓国メディア報道)

制度の面では韓国側にK-MEDIという公的な窓口があり、外国人にも適用されます(韓国保健福祉部の公式サイト)。

ただし日本語のページは確かめられませんでした。

そして日本側には、海外での美容医療にしぼった窓口が、探した範囲では見当たりませんでした。

保存版:渡航を決める前に確認する4つ
  • 総額に何が含まれ、何が別か(渡航費・滞在費・通訳・再診)
  • 修正の費用と期間は、誰がどこまで持つか
  • 手術記録を、どの言語でいつ受け取れるか
  • 帰国後の通院先を、どこに用意しておくか

結論として韓国という選択肢を消す必要はありませんが、確かめておくことが国内より増えるのは事実です。

次に読むなら、国内の総額を並べた顔の脂肪吸引の料金の記事か、修正の現実を扱った失敗と修正の記事が、判断の材料になります。

よくある質問

韓国で顔の脂肪吸引を受けると、本当に安く済みますか?

手術費だけを比べると安く見えることがありますが、渡航費・滞在費・通訳・帰国後の再診を足した総額で見ると差は縮みます。さらに、外国人観光客向けの美容整形にかかっていた付加価値税還付の特例は、韓国メディアのニュシスとメトロソウルの報道によると2025年12月31日で終了しました。還付を前提にした予算にしないでください。

修正が必要になったら、日本のクリニックで診てもらえますか?

急を要する状態なら日本の医療機関を受診することになりますが、他院で受けた施術の経過を診るには、どの部位をどの術式でどれだけ吸引したかという記録が要ります。手術記録を日本語か英語で受け取れるかを、渡航前に確認しておいてください。仕上がりの修正そのものは執刀した医師に相談するのが基本になるため、再渡航を見込んでおく必要があります。失敗と呼ばれる状態の中身と戻し方は顔の脂肪吸引の失敗と修正を整理した記事で扱っています。

韓国でトラブルになったとき、日本に相談窓口はありますか?

国民生活センター・消費者庁・厚生労働省の特設サイト・越境消費者センターのいずれにも、海外での美容医療にしぼった相談窓口は見つかりませんでした。国内の美容医療については消費者ホットライン188などが案内されています。海外取引ぜんぶを見る窓口は越境消費者センターですが、公開されている相談事例に美容医療は含まれていませんでした。

韓国側には医療トラブルの公的な窓口がありますか?

韓国医療紛争調停仲裁院(K-MEDI)があります。韓国保健福祉部が所管し、「医療事故被害救済及び医療紛争調停等に関する法律」にもとづく機関で、同法の適用対象には外国人も含まれます(保健福祉部の公式サイト)。ただしK-MEDI公式サイトで確認できた外国語ページは英語と中国語で、日本語のページは見つけられませんでした。

帰国後のダウンタイムはどう過ごせばいいですか?

腫れが引いたあとに皮膚が硬く感じる拘縮の時期が続くため、輪郭が落ち着くまでは日本で過ごすことになります。圧迫着をいつまで着けるか、通院がどれだけ必要かは院によって説明が違うので、渡航前に文字で確認しておく必要があります。帰国後に相談できる先を先に決めておくと、迷う時間が減ります。

国内で受ければ、保証で守られますか?

公式サイトで条件を確認できた4院では、条件の付かない保証は1つもありませんでした(各院公式)。THE CLINICは術後1年の再診察・処置・薬が無料でデザイン調整は6ヶ月以上経過後、湘南美容クリニックは体重が1kg以上増えると対象外、モッズクリニックは体重の増減が条件、TAクリニックは公式の「体の脂肪吸引」ページで保証期間1年と示されています。契約の前に、期間と対象を書面で確かめてください。

料金・条件・保証内容・制度は変更されることがあります。受診の前に、各クリニックの公式情報と公的機関の案内を確認してください。

参照

この記事の内容は、2026年9月6日時点の次のページをもとにしています。

  • THE CLINIC・湘南美容クリニック・モッズクリニック・TAクリニックの公式ページ
  • K-MEDI(韓国医療紛争調停仲裁院)の公式サイト
  • 韓国保健福祉部の公式サイト

顔の脂肪吸引ナビ編集部

顔の脂肪吸引ナビ編集部

顔の脂肪吸引を検討する時に一番時間がかかるのは、クリニックごとに書き方が違う料金・保証・症例数を並べて比べる作業です。THE CLINIC・湘南美容クリニック・ガーデンクリニック・モッズクリニック・TAクリニックの公式情報と、厚生労働省・国民生活センターの公表資料を同じ形式で突き合わせ、比べやすく整理しています。

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